耳が痛く・痒くなりにくいイヤーピースでフィット感や音質も向上

耳が痛く・痒くなりにくいイヤーピースでフィット感や音質も向上

今回は、AZLAさんから出ている耳が痛く・痒くなりにくいイヤホンのイヤーピース「SednaEarFit Light Short」を使ってみて、イヤホン付属のイヤーピースと比べて良いと思うところと気になるところについて解説します。

純正イヤーピースといっても各メーカーで付属しているものが違いますので、一概に比較はできませんが今のところ自分がメインで使っているメーカーとしては、SONYさん、Jabraさん、Shureさんでこの辺りを使っている方は近い使用感かもしれません。

イヤホンを付けていると痒くなったり不愉快になる方いつも使っているイヤホンを一味違う感覚で楽しみたい方の参考になれば幸いです。

※ 「SednaEarFitLight Short」や「SednaEarFit Light Short」と公式のパッケージや説明文でも表記が統一されていなかったのですが、この記事では「SednaEarFit Light Short」で統一して解説します。

目次


特徴

まず、SednaEarFit Light Shortの特徴について紹介します。

  • 788人の外耳道分析に基づいている
  • 医療グレードのシリコンが使われている

順番に解説していきます。

788人の外耳道分析に基づいている

SednaEarFitシリーズの開発にあたり788名の耳形を分析して設計を行っているとのことで、より多くの人にフィットしやすい形となっています。

SednaEarfitシリーズは788名の耳形を分析した上で設計をしています。テスターの年齢は17歳から56歳で、女性と男性の比率は15:85、女性の平均年齢は20代です。ちなみにテスターの中にはプロミュージシャンも含んでいます。
引用元: 公式サイト

実際に付けてみて、付けた瞬間から「あ、違和感ない」という感じを実感できました。

医療グレードのシリコンが使われている

SednaEarFitシリーズで使用されているシリコンは医療グレードということで、とてもつけ心地が良いです。

SednaEarfitシリーズに使用されているシリコンは、医療グレードの高温硬化型液状シリコン(LSR:Liquid Silicone Rubber) を採用しています。硬化過程で揮発性過酸化物や残留物が検出されない、安全且つ最高クラスの医療用LSRシリコンで、吸入マスクのマウスピースや医療チューブ、乳児用ニップルなど安全が求められる様々な物に使用されています。
引用元: 公式サイト

通常のシリコンイヤーピースだと耳の内側に張り付いている感があったり、低反発タイプだとスポンジのような素材が少しチクチクするような感覚があったりしますが、SednaEarFit Light Shortではそんな感覚を感じません。


良いところ

次に、SednaEarFit Light Shortで特に良いと思うところについて紹介します。

  • 優しいつけ心地
  • サイズ展開が多い
  • 音の粒立ちがくっきりする

順番に解説していきます。

優しいつけ心地

医療グレードのシリコンが使われているということで、通常のシリコンイヤーピースと比べると手触りがサラサラした感じになっていてとてもつけ心地が良くフィット感も向上しました。

今まで純正のシリコンイヤーピースを長時間付けているとどうしても耳がかゆくなったり痛くなったりしていたのですが、SednaEarFit Light Shortに替えてからはほぼなりません

カナル型イヤホンはどうしてもかゆくなる、痛くなるという人ほど試してみてもらいたいです。

サイズ展開が多い

サイズの種類が以下のようになっていますので、だいたいの人の耳には適合できるんじゃないでしょうか。

  • SS
  • S
  • MS
  • M
  • ML
  • L

MSやMLとMサイズを細かく分類してくれていて、中央近辺のサイズで微妙に大きかったり小さかったりを解決してくれているので非常に助かりますね😎

S、M、Lサイズ各1ペアのセット販売があるので、サイズがはっきりわからない方はまずはセットを試してみて、少し大きかったり少し小さかったりしたときにSSやMS、MLなどの購入をするのが良いかと思います。

音の粒立ちがくっきりする

フィット感が良くなっているからか、Jabra Elite 85tに付けて聴いたときに音がかなり明瞭に聞こえるようになりました。

(この記事を書きながら純正イヤーピースと付け替えて聴き比べてみると、やはり音の粒立ちが良くなってはっきりくっきり聞こえる気がします)

SONY WF-1000XM3とElite 85tを比較するとElite 85tは少し低音が物足りないかなと感じていましたが、低音もしっかり聞こえるよう感じたので自分的には好きな音質になりました。(それでもDSEE HXがあるため音質では流石にWF-1000XM3の方が良いと感じます)

一方でWF-1000XM3に付けて聴いたときも、フィット感の向上からかノイズキャンセリングがより効果的に効いてくれて、ノイズの聞こえにくさが向上したように感じました。

気になるところ

今度は、SednaEarFit Light Shortで少し気になるところについて紹介します。

  • S、M、LのSでも少し大きめ
  • 遮音性は普通?

順番に解説します。

S、M、LのSでも少し大きめ

自分は耳のサイズが、右はMくらい、左はSくらいになっていて、SednaEarFit Light Shortの「S、M、Lセット」を買ってサイズを試しているのですが、左耳がSでピッタリかギリギリかくらいのサイズ感になっています。

どの程度耳の奥まで入るイヤホンかにもよる部分はあるので、あくまでご参考程度にはなりますが、耳の穴が小さい方はSでも少し大きめに感じるかもしれませんので要注意です。

遮音性は普通?

商品スペックとしても遮音性は3段階中の2なので、SednaEarFit Light Shortに替えて遮音性が高くなることはあまりないかもしれません。

個人的には遮音性について、普通のカナル型のイヤーピースと大きな違いを感じないもののJabra Elite 85tの純正と比較するとほんの気持ちノイズキャンセリングが弱くなったか?と感じる部分があるかもしれません。(気のせいかもしれませんが。。。)

一方で、SONYさんのトリプルコンフォートイヤーピース、ハイブリットイヤーピースロングの両方と比較しても、フィット感が上がるため遮音性が上がったように感じました。

そのため、抜群に遮音性が高まりましたという状況ではないことは言えそうですが、カナル型ならではの遮音性は全然発揮できています。


試したイヤホン

最後に自分が試したイヤホンと純正イヤーピースと比較した感想を簡単に紹介します。

Jabra Elite 85t

先にも少し解説しましたが、特に低音の物足りなさを解消してくれており音が明瞭に聞こえるようになりました。

フィット感は向上するもののイヤーピースの傘の部分の厚さか材質の問題か、ほんの気持ちノイズキャンセリングが弱くなったか?と感じる場合もあるかもしれません。

S、Mサイズはケースにも問題なく収納できています。

ただ装着について、「テレワークにおすすめな「Jabra Elite 85t」を細かくレビュー」でも触れましたが、イヤーピースを付けるところがかなりの楕円形になっているため、とても付けにくいですw

正直けっこう力をかけないと付けられないので、無理に付けようとしてイヤホンの先を折って故障しないように最新の注意を払ってくださいね。(あくまで自己責任でお願いします)

SONY WF-1000XM3

WF-1000XM3の純正イヤーピースは、個人的に耳がめちゃくちゃかゆくなりやすく、痛くもなりやすかったです。

特にトリプルコンフォートイヤーピースはかゆくなりやすく、ハイブリットイヤーピースロングは痛くなりやすかったのですが、SednaEarFit Light Shortに替えて劇的に改善されました。

フィット感も向上して、ノイズキャンセリングや外音取り込みの効果もより良くなったように感じましたので、一度試してみる価値はあるかと思います。

S、Mサイズは問題なくケースに収納できていて、SednaEarFit Light Shortの方がハイブリットイヤーピースロングよりも短いのでおそらく全サイズ収納できると思われます。

WF-1000XM3については「ノイキャンと外音取り込みは必要?SONY WF-1000XM3を使ってみた感想」にまとめていますので、よかったら合わせてご確認ください。

Shure SE535LTD

SednaEarFit Light Shortは完全ワイヤレスイヤホンに最適化した設計になっているので、基本的に有線イヤホンであるSE535LTD向けにはなっていませんが、裏技によって取り付けることができます。

こちらはさらに自己責任なものになるのですが「こちら(外部サイト: ヤマログさん)」を参考に、「final TYPE E」のアダプターを使ってSednaEarFit Light Shortを取り付けて聴いてみました。

付けてみた感じSE535LTDも同じくフィット感が向上して、音質がさらに良くなったように感じました!


以上、AZLAさんから出ている耳が痛く・痒くなりにくいイヤホンのイヤーピース「SednaEarFit Light Short」を使ってみた感想の解説でした。

せっかく「高いお金を払って良いイヤホンを買ったけど耳に合わなくてあまり使えていない」などあれば本当に勿体ないですし、お値段もそこそこでイヤホンのつけ心地が変わるのでぜひ試してみていただきたいです。

イヤホンを付けていると痒くなったり不愉快になる方いつも使っているイヤホンを一味違う感覚で楽しみたい方の参考になれば幸いです。

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