【レビュー】ケンジントンExpertMouseを10年以上使い続ける理由

【レビュー】ケンジントンExpertMouseを10年以上使い続ける理由

今回は、10年以上愛用しているKensington(ケンジントン)さんのトラックボール「ExpertMouse(OpticalBlack)」について、特徴や良いところ、気になるところについて解説します。

今までトラックボールについて、いくつか解説してきて写真には登場しているものの、きちんと解説していなかったので、今回改めてExpertMouseのどこが良いのかをきちんと解説しようと思いました。

「センタータイプのトラックボールってどうなの?」と気になる方、「マウスと全然違うから使いにくいんじゃないの?」と思っている方の参考になれば幸いです。

目次


ExpertMouseの特徴

まず、ExpertMouseの特徴について詳細は公式サイトにお願いしつつ、簡単に紹介します。

  • 右利き・左利きの両方に対応
  • 大型のボール(55mm)
  • スクロールホイールではなくスクロールリング

順番に解説します。

右利き・左利きの両方に対応

ExpertMouseは左右対称のデザインで真ん中にボールがあるタイプなので、右側に置いても左側に置いても同じように使うことができます

左手用マウスはあまり種類がなく、特にトラックボールは右手専用デザインのものが多いので、左右両方で使えるのはメリットとして大きいですね。

左手より右手でマウスを使う方が効率的な理由」でも触れましたが、一時的に左手生活をしていたときもExpertMouseは何の問題もなく左手で使うことができていました。(右手でマウス使えって推奨してるのに左右両方で使えるメリットを推す矛盾。。。)

大型のボール(55mm)

ExpertMouseは大玉トラックボールで、ボール操作が圧倒的なやりやすいです。

一般的な親指タイプのトラックボールで使われているボールサイズは34mmですが、ExpertMouseで使われているボールは55mmです。

トラックボールのボールサイズと操作のしやすさの関係は、テコの原理に近くボールサイズが大きければ大きいほど細かい操作をするのがラクになるため、精密な作業をする人ほど大玉のトラックボールが使いやすくなります

Kensingtonさんから他のセンタータイプとしてOrbitTrackball with Scroll Ringというモデルも出ているのですが、初めてOrbitTrackballに触れたときに細かい操作の難しさにびっくりした記憶があります。(もちろん慣れでカバーできます)

スクロールホイールではなくスクロールリング

Kensingtonさんのトラックボールの最大の特徴でもあるスクロールリングがExpertMouseにも備わっています。(特許も取られているそうです)

一般的なマウスのスクロールホイールだとどうしても回転半径が小さくなってしまうので大量にスクロールするのが大変ですが、スクロールリングはボールの周囲をカバーしているのでボールサイズの小さいOrbitTrackballでもけっこうな大きさになります。

特にExpertMouseはスクロールも大きいのでブラウザやWordなどスクロールが多くなるシチュエーションでも、ラクラクとスクロールできます。

良いところ

次に、ExpertMouseを踏まえて個人的にはここが良いなと思っているところについて紹介します。

  • 指がまんべんなく使える
  • スクロールリングが使いやすい
  • クリック・ダブルクリックしやすい
  • 大玉で移動がラク
  • 頑丈

順番に解説していきます。

指がまんべんなく使える

センタータイプの一番良いところだと思っているところで、ボールを操作する指として主に人指し指・中指・薬指が使えます

そのため長時間マウス操作をしていても、疲労感が圧倒的に少ないんですね。

親指タイプだとボール操作は親指のみなので、長時間使うとさすがに親指の付け根が痛くなったり、慢性的に酷使すると親指の腱鞘炎につながる可能性があります。(親指タイプも使いやすいのは使いやすいのですが)

また、複数の指でボールを支えながら動かすことで、細かい操作をするときの「指がプルプルする感じ」はほとんど感じなくなります。

スクロールリングが使いやすい

ゆっくり回すときはゆっくりと、勢いよく回せば勢いよくスクロールもできるので、スクロールリングはとても使いやすいです。

基本は薬指をボールの右側に添えて上下に動かすようにしていますが、上にスクロールするときに親指を使って回すこともあります。

え?親指で?」と思ったと思いますので、きちんと説明します。

一般的なマウスや親指タイプのトラックボールは、デバイスにしっかりと手を添わせて使う必要があります。

ExpertMouseの場合、ボールもボタンもスクロールリングも大きく作られているので、手をラフに添えておくだけでマウス操作ができてしまうのです。

そのため、スクロール操作するときも親指を握るような動きでスクロールリングを回すことができ、上へのスクロールは親指、下へのスクロールは薬指ということができます。(自分しかこんなことしない気がしてきましたが。。。)

ちょうど写真1→2のような親指の動きです。

とにかく、スクロールホイールは回転半径の小さいホイールをカリカリ回さないといけませんが、スクロールリングはスルッっと大きくスクロール操作ができるので使いやすいです!

クリック・ダブルクリックしやすい

これは慣れや個人的な感覚によるかもしれませんが、クリック操作がとてもやりやすいです。

ダブルクリックに関してもボールから手を離して、親指を軽く上下にカチカチッとするだけなので、誤ってドラッグ操作になったりすることがまずありません。

トラックボールは使いにくい?最高のデバイスにする使い方」でも触れているのですが、ダブルクリックしようとしてドラッグ操作になるのはけっこうストレスになるので、クリックとマウス操作が完全に分離しているトラックボールならではですね。

先にも触れた「手をラフに添えておくだけ」で操作できるだけでなく、キーボードから少し手を伸ばして中指でクリックなど、手を添える必要すらないです。

大玉で移動がラク

自分はディスプレイを3枚使っていて、外付けを2つ横に並べて2つの真ん中の下にSurface本体のディスプレイを置くスタイル(T字に配置)です。

そうなると必然的に、左右と上下のマウスカーソルの動きが要求されるのですが、ExpertMouseだと直感的にマウス操作ができます

また、大玉なので2画面の画面端から画面端への移動も勢いよくポンと回せばすぐに移動できます。

マウスだと複雑な動きをするためにマウス以上にスペースが必要になりますが、ExpertMouseは必要最小限の面積で縦横無尽に動き回れます

頑丈

自分の場合10年以上、故障なく使うことができました。

新卒でエンジニアを始めて早々にトラックボールに出会い、10年以上ほぼ毎日仕事で使っても壊れませんでしたね。

最終的に「クリックボタンを深く押しながらドラッグしないとクリックが途切れる」という状態になってしまったため、新しくExpertMouseを買い直しましたが「友人にお試しで使ってみるか?」と渡してしばらく活躍してくれていました。

Windows XPの時代からPCは何台も代わっていきましたが、ExpertMouseはWindows10になっても同じものを使うことができる、それくらい耐久性があります。


気になるところ

10年以上愛着を持って使っているものの、完璧に不満がない!というわけではありません。

今度はExpertMouseの気になるところについて紹介します。

  • 左上のボタンが遠い
  • スクロールリングのコリコリ感がない
  • クリック音が大きい

順番に解説します。

左上のボタンが遠い

ExpertMouseはセンタータイプなので、ボールを中心に左下・右下・左上・右上と4ボタンが配置されています。

それぞれカスタマイズなしで使うと以下の設定になっています。

配置 機能
左下 クリック
右下 右クリック
左上 中クリック
右上 戻るボタン

KensingtonWorksをインストールすると「左上をダブルクリック」、「下2つ同時押しをダブルクリックにする」などのカスタマイズができます。

ですが、手の大きさの問題で左上のボタンが自分にはとても遠いんですよね。

自分は右手で手首右側の付け根を下につけたままトラックボール操作をするのですが、大玉が真ん中にいらっしゃるためもちろんそのまま左上のボタンを押すことができないため、左上ボタンを押すときは手首を持ち上げる必要があります。

そのため、あまり左上のボタンは使っていません。センタータイプのトラックボールの宿命かもしれませんね。

スクロールリングのコリコリ感がない

Kensingtonさんのトラックボールの特徴のスクロールリングなのですが、一般的なマウスのホイールを回したときのあの「コリコリッ」という感触がなく、ほんの少しカクカクという感触があるだけです。

全く感触が無いわけではないので慣れてしまえば気にならないのですが人によってはけっこう気になるようです。

個人的にも「回してて気持ちよくなる」感触があるとなお良しかなと思います。

クリック音が大きい

最近他のトラックボールを使ってみて改めて実感したのですが、クリック音が大きいです。

ZoomやSlackでの打ち合わせをするときに、マイクの横に置いていると流石にクリック音が気になると思いますので、注意が必要ですね。

10年以上も前の設計なのである意味仕方がないかもしれません。


最後に

以上、10年以上愛用しているKensington(ケンジントン)さんのトラックボール「ExpertMouse(OpticalBlack)」について、特徴や良いところ、気になるところについての解説でした。

ExpertMouseは左右利き手を選ばず使えて、機能的にも必要十分で使いやすく、また長く使えるというのが良いですね。

しかも、マウスや親指タイプのトラックボールと比べて腱鞘炎になる要素が少なく、ずっと使っていても肩こりになったことはありません

これからの時代、PCに向かって作業する時間がますます増えていくなかで、一番使うであろうキーボードとマウスのデバイスを少し良いものにしてみるのはいかがでしょうか。

「センタータイプのトラックボールってどうなの?」と気になる方、「マウスと全然違うから使いにくいんじゃないの?」と思っている方の参考になれば幸いです。

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