1年間の在宅勤務(自宅作業)でわかったアーロンチェアの良いところと悪いところ

1年間の在宅勤務(自宅作業)でわかったアーロンチェアの良いところと悪いところ

今回は去年購入した「アーロンチェア・リマスタード(Aサイズ)」を1年間ガッツリ使ってみて、「良いと感じたところ」と「ここは微妙かなと悪く感じたところ」について解説します。

昨今在宅勤務が増えている中で、家の作業環境を快適に作っていくためにアーロンチェアを購入しようと検討している方の参考になれば幸いです。

目次


1. 筆者の利用状況

去年からリモートワーク+自宅での自分の事業に切り替わったので、作業環境を整えるためにアーロンチェアを買いました。

まずは筆者の利用状況について解説します。

  • 1日平均8時間以上ほぼ毎日アーロンチェアに座っている
  • PCを使ったデスクワーク
  • リクライニングや肘置き、座面高さ調整などは気になったときにすぐいじる

という状況で使っていますが、正直本当に買って良かったです!

なぜアーロンチェアを購入したかについては、購入時の記事「長時間座る人ほどアーロンチェアのようなイスを買うべき」をご参考くださいませ。

また、実際に他の高級椅子に直接座り比べて購入したわけではないので、「オカムラのコンテッサの方がもっと良いよ」などもあるかもしれませんが、実際に1年間アーロンチェアを使用してみた使い心地を紹介できればと思います。

※ 参考情報 筆者の体型: 身長157cm、体重50kg、 股下68cm


2. アーロンチェアの良いところ

では早速アーロンチェアを使ってみて良いと思っているところを紹介します。

  • 1年間腰が痛くなったことがない
  • 自分に合った姿勢が作れる
  • 肘置きが自由に設定できる
  • リクライニングが意外と気持ちいい
  • サイズA~Cで幅広く適合する

それぞれ解説していきます。

2.1. 1年間腰が痛くなったことがない

上記の利用状況で使っていますが、腰が痛くなったことは一度もありません

これまで職場の椅子とかだと自分の体型に合っていなかったり、自分の足が短いため椅子がうまく適合せず腰や背中が痛くなったことがあるのですが、流石は長年愛され続けている椅子だけあってアーロンチェアでは一度もこのような症状になったことがないです。

シンプルにとてもすごいことだと思いますし、それだけでも相当価値があることじゃないかと思います。

2.2. 自分に合った姿勢が作れる

ほとんどの高級椅子系でできることですが、アーロンチェアも例にもれず座面の高さだけでなく、リクライニングの硬さや背もたれの硬さが調整できるため、自分に合った姿勢が作れます。

また、アーロンチェア独自?の機構としてある「前傾姿勢にする機構」も背もたれを硬くして前傾姿勢モードにすることで、かなり作業に集中しやすい環境にできます。

逆に、リクライニングを全快まで柔らかくして、「目一杯もたれながら椅子を机の下に潜り込ませるような姿勢」でPC操作をすることもできるので、その時々の気分で姿勢を変えたり長時間同じ姿勢にならないように工夫ができます

2.3. 肘置きが自由に設定できる

こちらも高級椅子系はほとんどのものができることですね。

一日中PC作業をする上で、キーボードやマウスに手を置くときに、肘を肘置きに置くだけでめちゃくちゃ肩がラクになるということを、アーロンチェアを使って初めて知りました。

高さを自由に設定できる肘置きはけっこう多いと思うのですが、アーロンチェアにある左右の開き角を調整できる機構が地味に重要ですね。

人によって肩幅だけでなくキーボードやマウスを置く位置も違うため、肘置きの位置が自分にぴったりな位置に来ないことがあります。アーロンチェアの場合、この開き角を自分の腕の角度に合わせて調整することで、かなりラクなポジションを取れるようになっています。

検討段階ではリマスタードライトや肘置きなし版のアーロンチェアを検討していましたが、PCを使うデスクワーカーに肘置きは必須だということがわかりました。

2.4. リクライニングが意外と気持ちいい

オカムラのコンテッサはリラックスチェアとしても作業用としても良いという前評判がけっこう気になっており、アーロンチェアはどちらかというと作業集中向きと認識していたのですが、思っていたより全然快適です。

考え事をするときは、あぐらをかいて背もたれに全力で持たれて「うーん」と快適なポジションで唸ることができています。(これは小柄な体型だからできるのかもしれません)

個人的には全力で伸びをするときの反発が本当にちょうどよくできているため、使っていて気持ちがいいですね。

2.5. サイズA~Cで幅広く適合する

購入時の記事でも書いていたのですが、自分は足が短いため座面の最低高がけっこう重要でした。

椅子に座ったときに、足のかかとを床につけた状態で膝が90°になるのが良いと云われていますが、アーロンチェアのサイズAだと足の短い自分でもこれが可能になります。

一方で、ガタイの良い友人でもサイズCであれば適合するとのことで、サイズをきちんと選べばいろんな体型の人に適合してくれる椅子です。


3. アーロンチェアの悪いところ

では逆に使っていてここが微妙だなーと思うところについて紹介します。

  • メッシュ素材が冬は冷たい
  • 座面の反発が少し硬く感じる
  • 重い

それぞれ解説していきます。

3.1. メッシュ素材が冬は冷たい

アーロンチェアは座面と背もたれがメッシュ素材になっていますが、冬場はこれがけっこう冷たく感じます

夏とかは若干ひんやりしていて気持ちいいくらいなのですが、冬は暖房をつけていても部屋の温度次第ではメッシュ素材部分から冷えを感じますので、本当に寒いときは薄手の毛布を座面に敷いたりして凌いでいました。

他の椅子だと座面を選べたりするので、アーロンチェアはここがネックかなという印象です。(クッション地は夏に蒸れて汗臭くなるなど、良いところ悪いところありますが)

3.2. 座面の反発が少し硬く感じる

これまでクッション地の椅子に慣れていたからかもしれませんが、足がかかとまでつかない高さで座り続けると太ももの裏側が若干痛くなるような感じがあり、負荷がかかっているのを体感しました。

購入当初は、使っていた部屋と机の仕様の問題で膝を90°にできていなかったのでこの問題が置きていましたが、足置きを買ったり引っ越し後はこの問題はクリアできています。

具体的には、畳部屋にマットを敷いて裸足で使っていたため、靴を履いて使うことを前提で設計しているであろうアーロンチェアに対して短い自分の足では一番低くしてもちょっと脚付きが悪かった状況です😥

足の短い人は底がある程度厚みのあるスリッパにしておくと、高さの調整がしやすいです。

3.3. 重い

書いてある通りなのですが、めちゃくちゃ重いです。梱包重量が公称25kgとなっているので実重量も20kg程度はあるんじゃないでしょうか。

基本的にキャスターで移動するので問題ないと思いますが、部屋間を移動するときに段差を乗り上げるときや、2階建て住まいの方で2階にアーロンチェアを持って上がる時などは本当に気をつけてください。

1人で持ち上げると腰を労るはずの椅子で腰をやられることになるかもしれません。


4. まとめ

以上、アーロンチェアを1年間ガッツリ使ってみて、「良いと感じたところ」と「ここは微妙かなと悪く感じたところ」についての解説でした。

文面からはそこまでお気に入り感が出ていないかもしれませんが、座ったらやる気にさせてくれるのでめっちゃ気に入ってます

また、少し高い買い物にはなりますが一日のほとんどを一緒に過ごす相棒であることと、合わない椅子に座り続けたために腰痛を患い通院するとなると、それそれでお金がかかってしまうので投資対効果は非常に大きいです。

(買う前に、フリーランスの大先輩から「イスだけは良いの買っといた方がいいよ」というアドバイスをもらえていたのが本当に大きいです)

長時間座っていても全く苦にならないアーロンチェアですが、やはり長時間同じ姿勢でいることは良くないと思い最近スタンディングデスクを買いました。

アーロンチェアとの組み合わせで作業環境がどう改善したか「健康に良い?電動昇降式スタンディングデスクを導入した理由と感想」にまとめましたので、よかったら合わせてご参考ください。

この記事が、少しでもご自身に合った椅子を選ぶための参考になれば幸いです。

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アーロンチェアの庄文堂ネクスト

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