今回は、ブランド史上最小サイズのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3」を使ってみた感想を解説します。
結論としては、非常にコンパクトで持ちやすくつけ心地も良いインナーイヤー型イヤホンですが、 使っていく上では大きな課題あり イヤホンの出し入れに注意が必要という印象です。(大きな課題はアプリ対応で解消しました)
SOUNDPEATS Air3の特徴、良いところ・気になるところを紹介し、どういう人に向いているかを解説していきます。
インナーイヤー型イヤホンを探している方の参考になれば幸いです。
YouTubeに前のモデル「TrueAir2+」との比較動画も上げていますので、よかったらこちらも合わせてご参考ください。
目次
SOUNDPEATS Air3の特徴
まず、SOUNDPEATS Air3の特徴を紹介します。
- ブランド史上最小最コンパクト
- インナーイヤー型
順番に解説していきます。
ブランド史上最小最コンパクト
とにかくコンパクトをウリにしているだけあって、かなりコンパクトです。
手元の測定してみたところ以下のようなサイズと重量でした。
- ケースと本体の重量: 約32g
- イヤホン片側の重量: 約4g
- ケースサイズ: 5cm x 5cm x 2cm
ケースサイズのコンパクトさは群を抜いていて、厚みが2cm程度というのがありがたいです。
完全ワイヤレスイヤホンによっては厚みが大きいものもあるので、その場合どの向きでポケットに入れるのが最適か迷うことがあります。
Air3は厚みが薄くポケットに入れやすいので気軽に持ち運べますし、ちょっとした小物入れに入れても全く邪魔にならないのが良いですね。
インナーイヤー型
Air3は、インナーイヤー型のため耳に密着していないので、周りの音が入ってくる仕様になっています。
そのため音楽や動画に没頭するのには向いていませんが、何かをしながら聴くのに向いているイヤホンになります。
逆に、周りの音が入ってくるのでイヤホンから流している音楽の音漏れもカナル型(シリコンなどのイヤーピースを耳の中に入れるタイプ)と比べると漏れやすいといえます。
ですが、エアコンをかけているような室内で使っている分には、よほどの大音量で聴いていない限り音漏れは意識しなくて良いレベルですね。
SOUNDPEATS Air3の良いところ
次に、SOUNDPEATS Air3の良いところを紹介します。
- インナーイヤー型で周りの音が聞こえる
- スッキリとしたデザイン
- 5000円前後と格安
順番に解説していきます。
インナーイヤー型で周りの音が聞こえる
インナーイヤー型の特徴でもありますが、周りの音が聞こえるため会話がとてもしやすいです。
ノイキャン・外音取り込み機能付きの完全ワイヤレスイヤホンの外音取り込みが常時オンになっているようなイメージでしょうか。
大きな音量で音楽を流していると流石に声をかけられたときに気づかないかもしれませんが、自分が普通に音楽を聴いたりYouTubeを流しているときの音量であれば問題ありませんでした。
スッキリとしたデザイン
Air3はイヤホン本体のうどん部分が短めなデザインになっていてコンパクトに仕上がっています。
個人的には1つ前のモデル?のTrueAir2+のうどん部分が長いことを気になるところとして挙げていたので、ここが改善されていてより好みのデザインになっています。
特徴のところでも触れましたが、ケースもコンパクトな仕様なので無駄のないスッキリとしたデザインになっているのが良いですね。
所有品をよりミニマムにしたい人に向いている印象です。
5,000円前後と格安
SOUNDPEATSさんは価格が比較的抑えられているながらも高機能なイヤホンが多く、Air3も例に漏れず格安になっています。
筆者の購入時の価格が5,380円となっていて、機能も盛り沢山ですね。
最近の格安完全ワイヤレスイヤホン市場は、価格崩壊が起こっている感が否めないですが大丈夫でしょうか😅
SOUNDPEATS Air3の気になるところ
今度は、SOUNDPEATS Air3の気になるところを紹介します。
- ケース収納が縦型で使いにくい
- 意図しない装着検知の動作が多い
- ワイヤレス充電非対応
順番に解説します。
ケース収納が縦型で使いにくい
冒頭で使っていく上で大きな課題ありと感じたところの1つ目になります。
Air3はケースから取り出すときに、イヤホンのうどん部分をつまんで取り出す仕様ではなく、上に引っ張って抜き出すタイプになっています。
個人的にはこれがめちゃくちゃ使いにくくて困っています。。。
親指で押し出すように取り出すにしても落ちそうになるし、イヤホンをつまんで出そうとするとタッチ操作が誤作動するし、で数日間使ってみても取り出し方のベストプラクティスが見つかっていないです。
ケースにイヤホンを仕舞うときも、イヤホンをつまむとタッチ操作が誤作動してボリュームが下がったり音楽再生が始まったり、挙げ句イヤホンを何回も落としました。
今のところ机の上でしか落としていないのですが、外でケースから出し入れすることを考えると落とすリスクはかなり高いイヤホンになります。
10種類以上完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、ここまでイヤホンを出し入れしづらいのは初めてですね。。。
意図しない装着検知の動作が多い
アプリ対応でこちらの課題は解消されました!
装着検知機能をオンのまま使おうとすると、いずれにせよこの問題は起きるかと思いますが、アプリで装着検知機能をオフにできるようになったため、意図しない装着検知の動作はなくなります!
冒頭で使っていく上で大きな課題ありと感じたところの2つ目になります。
Air3には装着検知機能が搭載されていますが、正直この機能は使い物にならないです。。。
理由としては、この機能が「イヤホンを耳から外したとき」「イヤホンを耳につけたとき」にそれぞれ「音楽が止まっている場合は再生」か「音楽が再生されている場合は一時停止」のどちらかを1回作動する仕様になっているので、意図しない再生や一時停止が発生します。
この機能の一番の問題はケースに仕舞うときですね。
両耳を同時に外さないと「再生→一時停止」、「一時停止→再生」と左右一回ずつ作動して思うように動作しません。
さらにケースへの収納がやりづらいため、イヤホンをつまんでケースに仕舞おうとすると、イヤホンをつまんだことでセンサーが感知して装着検知が作動してさらに「再生→一時停止」や「一時停止→再生」が動いたりします。。。(先に紹介したタッチの誤作動も含めて訳が分からなくなります)
ですので、今音楽が止まっているのか再生されているのかは、最終ケースに仕舞ったあとにスマホやPCを見て状態を確認することをおすすめします。
イヤホンを外してケースに仕舞ったから音楽が止まっていると思っていると、スマホのスピーカーから音楽が流れ出したり、ミュートにしていても音楽アプリで再生されていてバッテリーを消費してしまうことがあります。
せめてアプリなどでこの機能をオフにできれば良いのですが、それも無理なのでかなり使いづらくて困っています。
ワイヤレス充電非対応
こちらは、TrueAir2+には備わっていたのにAir3は搭載されていなかったので、気になるところとして挙げておきます。
せっかく同じ価格帯だったので、ワイヤレス充電には対応しておいて欲しかったのですが、おそらくケースをコンパクト化するときにワイヤレス充電用の回路が載らなかったのではないかと推測しています。
確かにかなりコンパクトな仕上がりになっているので、トレードオフなところかなと思います。
どういう人におすすめできるか
最後にSOUNDPEATS Air3がどういう人におすすめできるかは、ズバリ「とにかくコンパクトなイヤホンが欲しい人」です。
Air3最大の魅力は、「ブランド史上最小最コンパクト」と謳っているコンパクトさだと思います。
確かにケースもイヤホンもコンパクトなため、持ち運びしやすいですしかといって音質が悪いかというと全然良いと思えるレベルに仕上がっています。
そのため、とにかくコンパクトなイヤホンが欲しい人には向いています。
以上、ブランド史上最小サイズのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3」を使ってみた感想を解説でした。
使っていく上では大きな課題ありではあるものの、 非常にコンパクトで持ちやすくつけ心地も良いインナーイヤー型イヤホンです。
インナーイヤー型イヤホンを探している方の参考になれば幸いです。