耳をふさがずに音楽を楽しめる骨伝導ヘッドホンAftershokz AEROPEX

耳をふさがずに音楽を楽しめる骨伝導ヘッドホンAftershokz AEROPEX

今回は、耳をふさがずに音楽を楽しんだり電話や打ち合わせができるAftershokzさんの骨伝導ヘッドホン「AEROPEX」を使ってみて、良いと思ったところ・気になるところ、どういう人におすすめできるかを解説します。

結論としては、マルチポイントにも対応していて便利に使える「ながら聴きに最適なヘッドホン」という印象です。

Aftershokz「AEROPEX」を買おうか迷っている方、「骨伝導ヘッドホンはどうなの?」と気になっている方の参考になれば幸いです。

目次


AEROPEXの特徴

まず、AEROPEXの特徴を紹介します。

  • 骨伝導ヘッドホンである
  • 高い防水防塵性能
  • Bluetoothマルチポイントに対応

順番に解説していきます。

骨伝導ヘッドホンである

AEROPEX最大の特徴は骨伝導で音を聴くというところですね。

骨伝導は、耳に入れずこめかみにバンドを挟み、挟んでいるところの振動で音を聞こえるようにするので、耳がふさがらず周辺の音も良く聞こえます。

そのため、在宅ワーク中のインターホンを聞き逃しにくく、ランニングしているときに使っても周りの状況がわかりやすい仕様になっています。

耳を覆ったり、耳の穴をふさがないのに音が聞こえてくるので、「あなたの脳に直接話しかけています」みたいな不思議な感覚が味わえます😎

ただ、外で騒音が大きい場所だと音楽や動画の音声がほとんど聞こえない状況にもなるので、耳をふさいでいない分しょうがないところですね。

高い防水防塵性能

AEROPEXは、エクササイズ・トレーニングをしながら使うことを想定して作られているため、ホコリや雨、汗に濡れても壊れにくいよう高い防水防塵性能(IP67)になっています。(なんと水深1mの水中に30分水没しても耐えてくれるようです)

また、ヘッドホン本体は丸洗いも可能になっており、トレーニングで汚れても水洗いできれいにすることができます。

バンドで挟んでいるところも一日中付けていると皮脂がついてくるので、こちらも遠慮なく流せて清潔に保てるのがとても良いですね。

Bluetoothマルチポイントに対応

AEROPEXは公式にそこまでアピールされていないのですが、Bluetoothマルチポイントに対応しています。

Bluetooth接続は、PCとスマホなど複数の端末とペアリングができるものがありますが、使いたいデバイスに切り替えて使うのがマルチペアリングで、同時に複数の端末と接続状態が維持できるのがマルチポイントになります。

そのため、AEROPEXでPCの音楽やYouTube動画を観つつ、スマホに着信があった場合でもそのままAEROPEXを使って電話に出る、ということができるのでとても便利です。

AEROPEXギャラリー

AEROPEXの良いところ

次に、AEROPEXを使ってみて良いと思ったところを紹介します。

  • 快適なつけ心地
  • 物理ボタン操作
  • 充電ケーブルが2本付属

順番に解説していきます。

快適なつけ心地

AEROPEXは本体がとても軽く、一日中付けていても苦にならないくらいつけ心地が良いです。

高音質を求めてヘッドホンを試していたこともあるのですが、どうしてもヘッドホンの側圧で耳の周りが痛くなってしまって2~3時間くらいまでしか付けていられませんでした。

AEROPEXも付け始めは「あ、このこめかみの側圧痛くなるやつや」と思っていたのですが、意外と痛くならずに使うことができています。

最近は仕事中ずっと付けているのですが、お昼ごはんの時に1時間ほど外すもののそれ以外の時間はほぼ付けっぱなしで、音楽を流したりYouTubeの動画を再生しながら作業ができています。

物理ボタン操作

自分は物理ボタン操作が大好きでして、AEROPEXもタッチ操作ではなく物理ボタン操作になっているのが良いところですね。

ボタンはシンプルに以下の3つになっています。

  • 左の側面: マルチファンクションボタン
  • 右の底面: +(と電源)ボタン、-ボタン

音楽を流しているときの一般的な操作は以下のようになっていて、現時点ではアプリでの変更などには対応していません。

  • マルチファンクションボタン1回押し: 再生/一時停止
  • マルチファンクションボタン2回押し: 曲送り
  • マルチファンクションボタン3回押し: 曲戻し
  • +ボタン: 音量上げる
  • -ボタン: 音量下げる
  • +ボタン長押し: 電源のオン/オフ

マルチポイント接続については、接続操作の手順があるので付属の説明書をご確認くださいませ。(+ボタン長押ししながらマルチファンクションボタン長押し、のような簡単な操作でマルチポイント接続できます)

充電ケーブルが2本付属

AEROPEXの充電は残念ながらUSB Type-Cではなく独自のマグネットケーブルになります。

マグネットケーブルは磁石が利いていて、しっかりくっついてくれるため充電自体は問題ないのですが、独自のケーブルのため紛失が怖いところです。

AEROPEXにはこの充電ケーブルが2本付いてくるので、1回は失くすことができるというありがたい仕様になっています。

また、自宅用と職場用など拠点ごとにケーブルを置いておくことで電池を切らさずに使うことができるのも助かりますね。


AEROPEXの気になるところ

今度は、AEROPEXを使ってみて気になったところを紹介します。

  • 人によっては側圧が気になる
  • マルチポイントで接続が切れたときに音が鳴る
  • メガネや髪型との相性がある

順番に解説します。

人によっては側圧が気になる

上記で「快適なつけ心地と書いていたのと矛盾するじゃないか」と思われるかもしれませんが、やはりAEROPEXの仕様上こめかみ部分に少し圧力がかかってしまうので、人によっては側圧が気になる可能性があります。

自分の場合は、少し頭痛がするような日に一日中付けていると、ちょっと側圧でこめかみ部分が痛くなっている気がします。(ただの頭痛という説もありますが。。。)

こればっかりは人それぞれの部分があると思うので、気になる方はぜひ試着してみることをおすすめします!

マルチポイントで接続が切れたときに音が鳴る

例えば自宅作業をしているときにPCとスマホにマルチポイントで接続しているとします。

この状態で、そのままスマホを持って出かけるとPCとのBluetooth接続が切れてしまうのですが、この時にAEROPEXがPCと再接続を試みるようで「ピコン、、、、、ピコン、、、」と定期的に接続しようとする音が鳴ります。

この音がなかなか煩わしかったので、出かける時は一度AEROPEXの電源を切って、スマホしか接続できない状態にする(PCと距離を置くか、PCの電源を切るなど)ようにして使うことをおすすめします。

マルチポイント接続に対応しているデバイスは便利なもののまだまだ少ないので、AEROPEXの場合はちょっとした工夫は必要ですがぜひ参考にしてみてください。

メガネや髪型との相性がある

試しに自分が昔かけていたメガネと一緒にAEROPEXをかけてみましたが、メガネのツルの部分と干渉するということはありませんでした。

とはいえ、メガネの種類や耳の高さや大きさによっては干渉することもあると思いますので、こちらも気になる方は試着してみることをおすすめします。

髪の長い方の場合、髪の下にくぐらせてこめかみにバンドを挟むのも少し手間取りそうなので、髪の長い方も要注意かなという印象です。


どういう人におすすめできるか

最後にAEROPEXがどういう人におすすめできるかを解説します。

  • カナル型イヤホンが苦手な人
    自分の場合は外耳道を傷めてしまったことがきっかけですが、耳の中が蒸れやすくてカナル型イヤホンが苦手な方にはおすすめです。
    骨伝導タイプで耳をふさがないため、耳の中の問題とは無縁に使うことができます。
  • スポーツするときに使うイヤホンを探している人
    AEROPEXが元々スポーツをしながら使うことを想定して作っているので、スポーツをしながら音楽などを楽しみたい方にはピッタリなヘッドホンです。
  • ながら聴きで使いたい人
    骨伝導タイプのヘッドホンなので、とっさに話しかけられたときも反応しやすいのが良いですね。
    音楽を聴きたいけど、インターホンなど周りの音にも気を配らないといけないときに最適です。

使ってみようと思ったきっかけは、外耳道を傷めてしまったことで耳の中にノズルを入れないイヤホンを探している時に見つけたことでした。

「バンドタイプだからこめかみ痛くなって使わなくなるかなー」と思っていたものの、想像以上に快適なつけ心地だったのとBluetoothマルチポイントに対応していることもあって、かなり活躍してくれています。

以上、耳をふさがずに音楽を楽しんだり電話や打ち合わせができるAftershokzさんの骨伝導ヘッドホン「AEROPEX」を使ってみて、良いと思ったところ・気になるところ、どういう人におすすめできるかを解説でした。

Aftershokz「AEROPEX」を買おうか迷っている方、「骨伝導ヘッドホンはどうなの?」と気になっている方の参考になれば幸いです。

<< ながら聴きに最適な骨伝導ヘッドホン >> Aftershokz AEROPEX
<< マイクも付いていてよりテレワーク向けのモデルはこちら >> Aftershokz OpenComm

この記事もおすすめ