今回は、外出先だけでなく在宅ワークの味方にもなってくれるUNIQさんのモバイルモニター「プロメテウスモニター 14インチスタンダードモデル(以下、14インチモデル)」を使ってみた感想を解説します。
結論としては、シンプルで使いやすく軽くてデザインも良いモバイルモニターで、1つ持っているとあらゆる場面で活躍してくれるモバイルモニターという印象です。
この記事では、実際に使ってみて良いと思ったところ、もう少しこうだったらなーと気になるところ、どういう人におすすめできるかを解説していきますので、「モバイルモニターをこれから買おうとしている方」「1台モニターを増やそうとしている方」の参考になれば幸いです。
最初にも記載しましたが、自分が購入したモデル以外にもタッチパネル機能搭載の13インチや4K搭載の15インチモデルもあるので、検討時の参考にしてもらえたらと思います。
目次
プロメテウスモニターの特徴
詳細な特徴については公式サイトさんにお願いしつつ、プロメテウスモニターの特徴で個人的に良いなと思ったところをピックアップして紹介します。
- 端子が2種類
- スピーカー付き
- ノングレアパネル
順番に解説していきます。
端子が2種類
プロメテウスモニターシリーズはモニターの入力端子として、miniHDMIとUSB-Cの2つに対応しています。
PC側にHDMI端子しかない環境だとHDMI→USB-Cの変換は変換器などが必要になるため、miniHDMI端子の入力を持っているのはめちゃくちゃ助かります。
今回モバイルモニターを探していた条件は、まさにPC側にHDMI端子とDisplayPort端子しかない環境から接続できるモニターを探していたので、miniHDMI端子付きが必須でした。
1点注意が必要なのは、miniHDMI端子で映像をモニターに映す場合は別途モニターにUSB-Cで電源を供給する必要があるので、モバイルバッテリーやスマホの充電器(5V2A以上)からモニターに付属のケーブルを使って電源を供給してあげます。
PCとUSB-Cで接続している場合は、PC側から電源と映像を両方供給できるので、USB-Cケーブル1本で使えます。
スピーカー付き
プロメテウスモニターシリーズにはスピーカーも内蔵されていて、そこそこの音質(失礼)で音を鳴らしてくれます。
自宅やカフェの作業で使うときはあまりスピーカーから音を鳴らすことはないと思いますが、旅行先で友達と一緒にゲームをするときにワイワイできるのが良いですね。
また、例えば対面で営業資料などをお客さんに見せて説明するときに、ちょっとした動画を見てもらうときに音声も流せます。
ノングレアパネル
プロメテウスモニターのタッチパネル対応モデルが光沢のあるガラスパネルで、スタンダードモデルはノングレアになっています。
個人的には、作業用PCなど映像として出すだけのモニターは映り込み防止のため全部ノングレアにしていることもあり、ノングレアパネル採用がありがたかったです。
汚れのお手入れもノングレアの方がラクなので良いですね。
プロメテウスモニターギャラリー
プロメテウスモニターの写真をいくつか撮影してみましたので、雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。
プロメテウスモニターの良いところ
次に、プロメテウスモニターの良いところを紹介します。
- 薄い・軽い・かっこいい
- USB-C1本でPCと接続できる
- キックスタンドが使いやすい
順番に解説していきます。
薄い・軽い・かっこいい
プロメテウスモニターシリーズはデザインがきれいで薄くて軽いです。
何よりベゼルの薄さのおかげで、コンパクトかつ大画面(画面占有率約90%)が実現できているのはめちゃくちゃ好印象で、キックスタンドもカーボン調になっていてデザイン性も良いのが魅力的ですね。
ちなみに、14インチスタンダードモデルのサイズと重量は以下のようになっています。
- サイズ: W315.81×H187.69×D9.4mm
- 重量: 465g
- カバー重量: 約288g
「以前紹介したA4サイズのショルダーバッグ」にもスッポリ入るサイズ感で、個人的には出先に持ち歩く想定はなかったものの「どこでも持ち運べるやん」と嬉しい誤算でした。
その他のサイズと重量を比較すると以下のような感じです。
モデル | サイズ | 重量 | カバー重量 |
---|---|---|---|
13.3タッチパネル | W304.2×H183.1×D8.4mm | 468g | 約250g |
14スタンダード | W315.81×H187.69×D9.4mm | 465g | 約288g |
15.6タッチパネル | W356mm×H212mm×D9.7mm | 600g | 約404g |
15.6スタンダード | W353.7×H212.65×D9.8mm | 572g | 約352g |
15.6タッチパネル4K | W355.16×H211.59×D9.1mm | 655g | 約372g |
15.6スタンダード4K | W353.8×H210.6×D9.7mm | 553g | 約372g |
USB-C1本でPCと接続できる
14インチスタンダードモデルは、USB-C1本でPCから映像と電源を供給できるのでめちゃくちゃ使い勝手が良いです。(他のモデルの説明文は記載が若干違うので注意が必要です)
昨今のノートPCであれば、USB-C端子が2つ以上搭載されていることも多いので1つは電源からPCへ、もう1つはPCからこのモニターへの接続にするとケーブルの本数も最小限で済みます。
持ち歩く荷物を減らせるのが良いですね。
電源からこのモニターにUSB-Cを接続し、モニターからPCへUSB-C接続をして電源を取れるか実験しましたが、無理な仕様になっているようでした。
モニターをUSBハブ的な用途で使うために購入を検討している方は要注意です。
キックスタンドが使いやすい
モニターのカバーがキックスタンドにもなっているのですが、このキックスタンドがなかなか使い勝手が良いです。
カバーの周りの素材が滑りにくい素材になっていることと、モニターにゴム足が付いていることもあり、直角付近から約45°くらいまでなら自由自在です。
モニター本体とカバーは磁石でくっつける仕様になっていて、この磁石の強さもなかなか強いので一度固定すると簡単にズレないのも魅力ですね。
プロメテウスモニターの気になるところ
モバイルモニターとしては必要十分なので、あまり気になるところは無いのですが、ちょっと気になるところを紹介します。
- 視野角が少し狭い印象
- QHDモデルが無い
順番に解説します。
視野角が少し狭い印象
公式サイトの情報では視野角170°となっていますが、変色し始めるのはもう少し角度が狭いように感じました。
下の写真のようにけっこう正面に近い角度から斜めに見ても左側がグラデーションかかっているのがわかるかと思います。
輝度設定である程度調整は利くと思いますが、気になる方は注意が必要なところですね。
QHDモデルが無い
プロメテウスモニターシリーズだけでなく、モバイルモニター市場全体なのですがQHDモデル(2560x1440)が無いのが残念です。
確かに4Kというと、響きやイメージが良いのでフルHDの次は4Kというのもわかるのですが、4Kは本当に実用的かな?と疑問を持たざるを得ません。
15.6インチで4K100%の解像度で表示すると字が小さすぎて失明してしまいそうになるので、まず4Kそのまま使うことはありませんよね。(50インチでもきついです🙄)
もちろん解像度は大は小を兼ねるので、4Kモニターを使いつつ拡大率で調整できますが、最初からQHDの方が100%で使えるのでこっちの方が良いなぁという印象です。
普段QHDを使っている身としては、やはりフルHDは狭く感じてしまうのでQHDモデルも検討してもらえると嬉しいですね。
どういう人におすすめできるか
最後に、どういう人におすすめできるかを紹介します。
- USB-Cポート2つ以上のPCを使う人
MacBookなどUSB-Cポートが2つ以上あるPCを使う人にはかなりおすすめです。
PCとUSB-C1本接続するだけで映像も電源も供給できるので、持ち歩く荷物も減らせデスクもスッキリするので使い勝手が良いですね。 - 宿泊先での作業をする人
出張中に宿泊先で作業をする人にもおすすめできます。
カフェで作業するときは流石にめちゃくちゃ場所を取るので無理ですが、宿泊先のデスクでは普通に置いて使うことができると思うので、作業効率アップにつながります。
カフェでも対面で人に資料を見せたりプレゼンしたりするのには向いています。 - 普通のモニターを置くほど場所が取れない人
昨今の在宅ワーク環境を整えたいけど、PCモニターを設置するほど場所が取れない人にはモバイルモニターがおすすめです。
普段は畳んでしまっておけますし、使うときだけ出すにしてもケーブル1本(場合によっては2本)接続するだけですぐ使えるので、手間も最小限で作業効率が上がります。
以上、UNIQさんのモバイルモニター「プロメテウスモニター 14インチスタンダードモデル」を使ってみた感想の解説でした。
シンプルで使いやすく軽くてデザインも良いモバイルモニターで、1つ持っているとあらゆる場面で活躍してくれるモバイルモニターです。
モバイルモニターをこれから買おうとしている方、1台モニターを増やそうとしている方が快適な作業環境を構築する参考になれば幸いです。