今回は、こだわりを感じる高音質と高級感あふれる質感のノイズキャンセリング・外音取り込み機能付き完全ワイヤレスイヤホン「RHA TrueControl ANC」を使ってみて、良いと思ったところと気になるところを解説します。
結論としては、質感もよく各部品の高級感もあって所有欲を満たしてくれつつ、しっかり高音質で音楽を楽しめるイヤホンです。
RHAさんは先駆的なデザイン・最高レベルの耐久性を誇る素材でよりリアルな音を実現するイヤホンを開発しているメーカーで、今回のTrueControl ANCもおしゃれなデザインと高音質を実現しています。
ちょっと人とは違ったイヤホンを使ってみたいという方や音質へのこだわりが強い方におすすめできるイヤホンですので、これから「TrueControl ANC」を買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
TrueControl ANCの特徴
まず、TrueControl ANCの特徴について、詳しい解説は「公式サイト」にお願いしつつ、特に特徴的に感じたところを紹介します。
- イヤーピースが豊富
- スワイプ操作
- ワイヤレス充電対応
順番に解説します。
イヤーピースが豊富
付属のイヤーピースは以下の2種類です。
- True wirelessイヤーピース: S, M, L
- Comply メモリーフォームイヤーピース: S, M, L
True wirelessイヤーピースは一般的なシリコンタイプに近いですが、つけ心地としてはとても柔らかいシリコンで付けていても疲れにくいタイプになっています。
イヤホン本体に最初についているのがTrue wirelessイヤーピースのMサイズで、付属品としてはS~Lそれぞれ2組付いてきます。(なぜかMサイズは3組あります😎)
Comply メモリーフォームイヤーピースは、低反発タイプのイヤーピースでそれぞれ1組ずつ付いており、Complyさん特有の遮音性の高さを発揮してくれます。
スワイプ操作
TrueControl ANCの操作の種類は以下になります。
- 1回タップ
- 2回タップ
- 前後スワイプ
1回タップは再生・一時停止で、2回タップと前後スワイプはアプリでカスタマイズ可能になっています。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンでは、3回タップや長押しが操作に含まれますが、TrueControl ANCはタッチ部分を前後にスワイプする方式を取っています。
曲送り操作に割り当てた場合は、前にスワイプで曲送り、後ろにスワイプで曲戻しのような形で前後スワイプで操作できるようになります。
ワイヤレス充電対応
TrueControl ANCは最近の完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデルで採用されているワイヤレス充電規格のQiに対応しています。
スマホもQi充電対応が増えてきているので、スマホと合わせて充電器を無線化できるのは良いですね。
やっぱりケーブルを挿さなくても充電できるのは便利で助かります。
自分は「Belkinさんのワイヤレス充電器15Wモデル」でTrueControl ANC、Jabra Elite 85tとスマホ(Pixel5)の充電器を共通化できています。
TrueControl ANCギャラリー
TrueControl ANCの感じがわかるよう写真を撮ってみました。
TrueControl ANCの良いところ
次に、TrueControl ANCの良いと思ったところを紹介します。
- 音質が良い
- デザインがおしゃれ
- フィッティング感が良い
- 外音取り込みが自然
順番に解説していきます。
音質が良い
TrueControl ANCはお値段もさることながら、音質はめちゃくちゃ良いと感じました。
Bluetoothの接続方式もaptXに対応しているので、Windows10やMacOS、Androidでより高音質な音楽を楽しむことができます。
感じ方は人それぞれですが個人的には、空間や立体感を演出するというよりはSHURE SE535LTDのようにモニターライクであるものの、迫力がありつつも自然な音質という印象ですね。
また、ノイズキャンセリング機能も付いているので、周りの騒音を適度に気にならなくなるレベルまで下げてくれて集中して音楽を楽しめます。
デザインがおしゃれ
イヤホン本体のデザインはマットブラック一色になっていて、形状も耳へのフィッティングを最優先にした形になっている印象です。
ゴテゴテしたデザインではないため、スーツに合わせても違和感がない印象ですね。
ケースの上面は金属になっていて手触りが気持ち良く高級感のある質感になっており、イヤホンを取り出すときのケースの開閉も(例えが良くないですが)上から手前に引く電子レンジのドアのような開閉機構になっています。
ちょっと他とは違うおしゃれさが演出されています。
付属のイヤーピースもステンレス性のイヤーピース用のカードのような形になっていて、細部へのこだわりが感じられます。
フィッティング感が良い
フィッティングを最優先にしたような形をしており、耳へのフィッティングはかなり良いです。
また、本体がつや消し素材になっているためか、耳に良い意味で引っかかってくれる感じがありイヤーピースが浅めにも関わらず落ちそうということはありません。
完全ワイヤレスイヤホンは、耳の中だけで支える形になっているものが多いのですが、TrueControl ANCは耳全体で支えている感じがあって長時間付けていても苦にならないです。
外音取り込みが自然
TrueControl ANCの外音取り込み機能は、スマホアプリでレベルを調整できます。
レベルを最大にすると会話がしやすい状態になりますが、若干「サー」というノイズが気になるので、気になる方はレベルを低く設定して使うのが良さそうです。
レベルを一番低くしていても、それなりに聞こえるためコンビニのレジで店員さんとやり取りする分には問題ないレベルですね。
TrueControl ANCの気になるところ
今度は、TrueControl ANCの気になるところを紹介します。
- ケースが若干使いにくい
- イヤホン本体がちょっと大きい
- 1回タップをカスタマイズできない
順番に解説します。
ケースが若干使いにくい
良いところでもあるおしゃれなケースが個人的には若干使いにくく感じてしまいました。
ケースを開いたときの開いている部分が少し狭く、イヤホンをつまんで取り出すときに金属のフレーム部分に擦れてしまう可能性があります。
急いでサッと取り出すよりは、おしゃれさに合わせて優雅な仕草で取り出すのが良さそうですね。
また、イヤホンを充電するときにケースへ収めたときの磁石の磁力が若干弱いので、充電ランプが点いていることをしっかり確認しておくことをおすすめします。
イヤホン本体がちょっと大きい
こちらは自分の場合問題なかったのですが、イヤホン本体がちょっと大きいので耳の小さい人は耳へ負担がかかったり、無理して耳に入れないといけないことがありそうです。
また、イヤホン本体も片側8gと少し重めなので、フィッティングが良いので入ってしまえば気にならないものの、重量はしっかりと感じるタイプのイヤホンになっています。
1回タップをカスタマイズできない
最近の完全ワイヤレスイヤホンでスマホアプリに対応しているものは、ボタン操作やタップ操作が細かく設定できるものが増えてきています。
TrueControl ANCは2回タップとスワイプ操作についてはカスタマイズできるものの、1回タップはカスタマイズできません。。。
個人的にはこれがけっこう残念で、左右に同じ「再生・一時停止」が割り当てられてるのが非常にもったいないと感じました。
自分の場合、「左の1回はノイキャン・外音取り込みの切り替え」にして、「右の1回は再生・一時停止」に割り当てることが多いので、できれば左右で違う操作を割り当てできるのが嬉しいと感じました。
ファームウェアのアップデートでカスタマイズできるようになることに期待ですね。
以上、こだわりを感じる高音質と高級感あふれる質感のノイズキャンセリング・外音取り込み機能付き完全ワイヤレスイヤホン「RHA TrueControl ANC」を使ってみて、良いと思ったところと気になるところの解説でした。
ちょっと人とは違ったイヤホンを使ってみたいという方や音質へのこだわりが強い方におすすめできるイヤホンですので、これから「TrueControl ANC」を買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。