今回は、ローマ字日本語入力のためのタイピングを少し速くすためのコツについて解説できればと思います。
「タイピングを始めたけど何かコツはないか」と探している方や「だいぶタイピングできるようになったけどもう少し速くできる方法はないか」という方の参考になれば幸いです。
先に筆者のタイピング速度はどうなのかというと、タイピングがめちゃくちゃ速くて神の領域!というわけではなく、PCを扱う仕事をしている人の中では普通くらいかなという位置づけです。
インターネットでタイピング練習ができる「e-typingさん」で速度を測定すると「Professor~LaserBeam」というランクが出るくらいですね。
本記事では、タイピングの物理的な速さを上げるためのコツというよりは、文章を速く入力することができるようにするための方法についてご紹介します。
目次
1. チャットで鍛える
冒頭に「タイピングの物理的な速さを上げるためのコツというよりは」と書きましたが、ある程度ベースの速度は必要なことは事実ですね。
e-typingさんでSランクくらいが出るようになってくると「打ち合わせ中のメモを取る」のを難なくこなせるくらいになるのではないでしょうか。
過去、自分のタイピングが速くなった要因としては15年以上チャットを日常的に使っていたからのように思います。
今ではSlackやSkypeなどを使っての社内コミュニケーションが一般的になってきましたので、練習できる機会は増えましたね。
やはり文字でのコミュニケーションを会話のようにスラスラ行うためには、それなりの速さで文字入力をしないといけなくなるので必然と速くなっていきます。
タイピングの練習アプリで練習する文字入力は「文章に必要な文字入力」が多い印象で、どちらかというとまずは会話に必要な文字入力を覚える方がタイピング速度は上がりやすいかもしれません。
英語でいきなりかしこまった文章を覚えるよりも、日常会話で使う単語や文章を覚える方が早く英語を話せるようになるイメージですね。
ちょっとネットスラングが多めの印象でしたが、「myTyping[チャットで困らない日常会話] (外部リンク)さん」ではチャットでよく使う日本語入力が練習できるようです。よかったら活用してみてください。
超余談
我が家のコミュニケーションツールはSlackを使っています。
スマホやPCなど今触っている端末でやり取りができて、「結婚式」や「子供の名前」などチャンネルを作れば話題別にやり取りができますし、履歴の検索もやりやすくなるのでかなり重宝しています。
2. ローマ字の入力方法を工夫する
工夫する?となるかもしれませんが、いくつか入力方法がある文字はラクな入力か入力キー数が少ない方を選ぶという意味です。
具体的には、「し」→「shi」か「si」、「じゃ」→「zya」か「ja」のようにどちらでも入力できるものでは、「si」や「ja」を選ぶ感じですね。
特に、よく使う「ちゃ,ちゅ,ちょ」を「tya,tyu,tyo」で入力している人を見かけるのですが、「cha,chu,cho」の方が入力はだいぶラクかつ速くなると思います。(TもYもホームポジションからズレて入力しづらいキーなので)
自分が使っている複数の入力方法があるローマ字の入力について下の表にまとめておきますので、よかったらご参考ください。
文字 | 入力方法 |
---|---|
し | si |
しゃ | sha |
しゅ | shu |
しょ | sho |
じ | ji |
じゃ | ja |
じゅ | ju |
じょ | jo |
ち | ti |
ちゃ | cha |
ちゅ | chu |
ちょ | cho |
つ | tu |
ふ | fu |
ふぁ | fa |
ふぃ | fi |
ふぇ | fe |
ふぉ | fo |
ぁ | la |
ぃ | li |
ぅ | lu |
ぇ | le |
ぉ | lo |
っ | ltu |
「ぁぃぅぇぉ」の小さな文字はほとんど単体では入力せず子音と組み合わせで入力し、「っ」に関しても「あった」→「atta」のような形で入力すると入力回数が減らせますね。
ぜひご活用ください。
3. よく使う単語の辞書登録
これは書いてある通りなのですが、メールでよく使うような「お世話になります」や「よろしくお願いします」のような定型句は辞書に登録しておき、「おせ」や「よろ」で変換すれば出てくるようにするのをおすすめします。
丁寧に一文字ずつ入力してもコピペでも結果は変わりませんので、効率化しましょー。
顔文字を使う人は省略系で辞書登録しておくと、素早くチャットでも表情がつけられますね。
ちなみに、メールアドレスなども「あどれす」で変換しておくと、会員登録の際に入力ミスがなくなるかつ速くなるのでおすすめです。(たまに英数字しか入力できないWebサイトがあってめちゃくちゃ困ります。。。)
4. パームレストを使う
普段キーボードを使っていて、数字の段を打とうとしたときに指が伸びていないでしょうか?
もし指が伸びてしまっていたら、パームレストを使うと指が伸び切らないので打ちやすくなるかもしれません。
「本当にパームレストで変わる?」と思うかもしれませんので、ちょっと比較画像を用意してみました。
自分が使っているキーボードが特に高さのあるキーボードのため差が歴然となってしまっていますが、手のひらの付け根の位置が高くなることで、人差し指のゆとりが変わっているのがわかると思います。
このゆとりがあるおかげで、数字の段だけでなくキーボード全体に手が届きやすくなってタイピングがだいぶラクになります。
番外編: キーボードを変えてみる
この記事を読んでいる方ほど、「本当にキーボード変えて変わるのか?」と思われるかもしれません。
直接的に速くなるというよりは、キーボードを変えることで
- 指に負担がかかりにくいものが多い
- キー全体が手になじむように若干湾曲していて指と手首への負担が少ない
(参考: 先の写真も数字の段のキーとZの段で高さが違います)
のような効果があるので最終的にタイピングが速くなるという結果が得られると思います。
初めてちょっと良いキーボードを買おうと思っている方向けに、以下の記事も書いていますので良かったら参考にしてみてください。
以上、ローマ字日本語入力のためのタイピングを少し速くすためのコツ、についての解説でした。
少しでもタイピングを速くしたいという方の参考になれば幸いです。