最近個人でもお仕事を始めまして、今回はその時に提出した「個人事業の開業・廃業等届け出書(通称 開業届)」と「所得税の青色申告承認申請書」を自分がどう書いて提出したかご紹介します。
「開業届を出したいけど書き方・出し方がわからない」というこれから個人事業主やフリーランスとして活動される方向けの記事になります。
これから個人・フリーで頑張ろう!という方の参考になれば幸いです。
目次
1. 前提条件
自分がどういう条件で提出しているかをまずご紹介します。
今回はその条件にマッチする人向けになりますので、状況が違う方は適宜読み替えていただく必要がありますので、ご注意くださいませ。
- 事業活動は初めて(過去に会社経営や開業をしていない)
- 開業日は1月16日以降
- 事業所(活動拠点)は自宅
- 給与を支払う相手はなし
2. 準備するもの
次に開業届・青色申告承認申請書を作成するにあたって必要なものを用意します。
今回は全て郵送で提出しましたので封筒と切手が出てきますが、自分で税務署に行かれる方は不要です。
- 開業届の電子データ こちらからダウンロードできます。
- 青色申告承認申請書の電子データ こちらからダウンロードできます。
- 納税税務署がどこかを特定する(納税地の住所の市区町村管轄の税務署になります)
- 自分の認印
- 個人番号(マイナンバー)
- 職業をどうするか決める(自分はITエンジニアなので情報処理サービス業としました)
- 屋号(個人名だけで活動する場合は不要)
- 事業の概要を考える(自分の場合は職業と同じもの+関連する今後やっていきたい事業内容を記載しました)
- プリンター(印刷で使います)
- 郵便封筒3つ(開業届提出1、開業届控え返送用1、青色申告承認申請書提出1)←開業届と青色申告承認申請書を一緒に出す場合は提出用1つでいけそうです。
- 開業届控え返送用切手
3. 開業届
自分が書いたところを下記の赤枠で囲っておきます、PDF2ページ目の控えの方も個人番号以外は同じ内容を記載します。※ちなみにPDF自体がPCで編集可能ですので、全てPCで記載してから印刷をオススメします!
順番に解説していきます。
- ○○税務署長: ○○は管轄の税務署名になります。
- 年月日提出: 郵送した日を書きました。開業日と同じでなくても大丈夫です。
- 納税地: 住所地にチェックを入れて、自宅の住所を記載しました。
- 氏名: 自分の氏名です。
- 生年月日: 自分の生年月日です。
- 個人番号: マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カードに記載されている個人番号を記載します。
- 職業: 自分の職業を記載します。(PDF上では入り切らなかったので印刷後に手書きで書きました)
- 屋号: 屋号を記載します。
- 開業・廃業等日: 自分の場合は10日くらいに提出したのですが、事業自体は1日に始めていたのでその月の1日を記載しました。
- 「青色申告承認証明書」又は〜〜: 有にチェックを入れます。
- 消費税に関する〜〜: 無にチェックを入れます。(輸出や初年度の多額投資の還付金とかを受け取りたいときは有で提出する方が良いそうです)
- 事業の概要: 自分の場合は「職業と同じもの+関連する今後やっていきたい事業内容」を記載しました。
控えの方も忘れずに記載して印刷しましょう。
自分は職業と提出日は印刷後に手書きで記載しています。
提出前に氏名のところの認印の押印を忘れずに!
4. 青色申告承認申請書
続いて所得税の青色申告承認申請書で、こちらは控えを用意せずに普通に提出用の1枚を用意しました。
同じく自分が書いたところを下記の赤枠で囲っておきます。
- ○○税務署長: ○○は管轄の税務署名になります。
- 年月日提出: 郵送した日を書きました。
- 納税地: 住所地にチェックを入れて、自宅の住所を記載しました。
- 氏名: 自分の氏名です。
- 生年月日: 自分の生年月日です。
- 職業: 自分の職業を記載します。(PDF上では入り切らなかったので印刷後に手書きで書きました)
- 屋号: 屋号を記載します。
- 平成XX年分以後: すみません資料が古く、今年始められた方は「令和1年」ですね。自分は平成31年で提出していました。
- 2 所得の種類: 「事業所得」にチェックを入れます。
- 3 いままでに青色申告〜〜: 無にチェックを入れます。
- 4 本年1月16日以後〜〜: 自分は1月16日以降だったので、普通に開業日を入れました。
- 5 相続による〜〜: 無にチェックを入れます。
- 6 その他参考事項 (1)簿記方式: 複式簿記にチェックを入れます。
- 6 その他参考事項 (2)備付帳簿名: 「現金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」「経費帳」「固定資産台帳」「預金出納帳」「総勘定元帳」「仕訳帳」にチェックを入れます。
特に14の項目については、確定申告で青色申告にあたって必要な書類になり、自分で用意するか税理士にお願いして作っていくことになると思いますが、まだ自分が青色申告を行っていないので不備があればまた追記します。
印刷し、提出前に氏名のところの認印の押印を忘れずに!
5. 郵送での提出
自分の場合は税務署に行くのが面倒時間がなかなか取れなかったので、郵送で提出しました。
開業届提出時に青色申告承認申請書の存在を認識していなかったため、別々で提出してしまっています。。。(切手代)
開業届の封筒には開業届の返送用封筒に切手を貼って、同梱してポストにお祈りをしながら提出しました。
ざっとですが開業届と青色申告承認申請書の提出方法のご紹介でした。
右も左もわからなかったので、ググりながら「とりあえず出してアカンかったら差し戻しで返ってくるやろ〜」の精神で提出するとすんなり受領され控えが返ってきました。(3、4営業日くらいだったと思います)
これから活動される個人事業主・フリーランスの方の参考になれば幸いです。