左右区別なしでつけ心地抜群の「EARIN A-3」を使った感想

左右区別なしでつけ心地抜群の「EARIN A-3」を使った感想

今回は、「イヤホン本体にうどん部分がない」EARINさんのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「A-3」を使ってみた感想を解説します。

率直な感想としては、スッキリとしたデザインでつけ心地も良く音質も申し分ないイヤホンで、インナーイヤー型で一番のお気に入りになりました。

お気に入りのポイントは以下のようなところですね。

  • うどん部分が無くてスタイリッシュ
  • ケースもおしゃれ
  • イヤホン本体がめっちゃ小さい
  • 音質が良い
  • ワイヤレス充電対応で便利

この記事では、A-3のどういうところが良いと思ったか、逆にここは気になったというところを解説しますので、購入を検討している方の参考になれば幸いです。

インナーイヤー型で高音質のものは少ないので、「カナル型は苦手だけど高音質で音楽を楽しみたい」という人には特におすすめです。

YouTubeにも解説動画を上げていますので、よかったらこちらも合わせてご参考ください。

目次


EARIN A-3の特徴

まず、EARIN A-3の特徴について簡単に紹介します。

  • インナーイヤー型
  • 左右の区別が無い
  • 軽量コンパクト

順番に解説していきます。

インナーイヤー型

インナーイヤー型のイヤホンは、シリコンやフォームタイプのイヤーピースで耳をふさがない、耳の中に引っ掛けて使うタイプのイヤホンになります。

耳の奥にイヤホンが入ってこないため耳の中が蒸れたりかゆくなったりしづらく、また密閉しないので周りの音も聞こえやすいのが特徴です。(他のインナーイヤー型と比べると遮音性は高めな印象ですが)

逆に、密閉しないため音漏れも若干発生しやすいですが、妻に確認したところでは「こんな大音量では聴き続けられないという音量」でないと、音漏れは聞こえないとのことでした。

なので、個人差はあるものの音漏れが実用上の問題にはならなそうです。

左右の区別が無い

A-3最大の特徴と言えるかもしれないところで、完全ワイヤレスイヤホンは一般的に左耳用と右耳用が別れていて、充電ケースにしまうときも左右区別して入れます。

A-3はこの左右の区別がなく、2つのうちどっちをどっちの耳に付けても良いという仕様になっているので、「よくイヤホンを外したあとにデスクの上にポンと置く人」には特にメリットが多いかもしれません。

個人的に左右の区別が無いことの一番のメリットと感じるのは、一日中通話をするような人かなと思います。

通話するときって「右耳で通話したい」や「左耳で通話したい」というのはありませんか?

自分の場合、通話はもっぱら左耳でしたい派なので、片方ずつ充電しながら使うことで一日中左耳で通話することができる、というのが最大のメリットかなと感じました。

特に一日中車の運転をする人とかは良いかもしれませんね。

※ WindowsPCとBluetooth接続している状態では、片耳で使っているときにモノラルモードにはならないようでした。

軽量コンパクト

ケースはアルミ製なので多少重量があるものの、ケースサイズ自体は小さくイヤホン本体も小さくて軽くできています。

手元のスケールやメジャーで測ったところ以下のようなサイズ・重量でした。

  • サイズ: 6cm x 4.8cm x 2.2cm
  • ケース重量: 約48.6g
  • イヤホン重量(片側): 約4.1g

ケースがつや消しのアルミ製になっているため手触りは本当に気持ちよく、ずっと触っていたくなるケースになっています。

EARIN A-3ギャラリー

EARIN A-3の写真をいくつか撮ってみたので雰囲気が伝われば嬉しいです。


EARIN A-3の良いところ

次に、EARIN A-3の特に良いと思ったところを紹介します。

  • うどん部分が無い
  • 音質が良い
  • ワイヤレス充電対応

順番に解説していきます。

うどん部分が無い

インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンのほとんどが、この記事で「うどん部分」と呼んでいる細長い棒がイヤホンに付いていて、耳から口元に向けて伸びています。

A-3はこのうどん部分が無いためイヤホン本体がめちゃくちゃ小さく、耳に付けたときの見た目が本当にスタイリッシュです。

カナル型の完全ワイヤレスイヤホンも含め、ここまでイヤホン本体がコンパクトなものはほとんど無いので、コンパクトさを優先するならA-3一択ではないでしょうか。

ただうどん部分を無くするためか、バッテリーやBluetoothのアンテナを耳の中に入れる部分に収める形になるため、耳の中に入れる部分は他のインナーイヤー型イヤホンに比べ少し大きいかもしれません。

個人的には、一日中付けていても痛みを感じるほどではないものの若干耳を広げられている感がありますので、自分の耳が小さいと感じている人は少し注意が必要です。

※ インナーイヤー型イヤホンを引っ掛ける部分は外耳のサイズとあまり関係がないかもしれませんがご参考までに、筆者の場合カナル型のイヤーピースは「左耳にSかM」「右耳にSSかS」を付けるので外耳道は小さい方です。

音質が良い

A-3は「イヤーチップのないオープンタイプをベースに 最少・最軽量でありながら、14.3mmの⼤容量・ハイエンドスピーカーで構成」ということで、お値段もそれなりにしますがそれに見合った音質の良さを備えています。

インナーイヤー型のイヤホンは、周囲の音が入ってきやすくカナル型と比べるとイヤホンから出す音も耳の外に流れていくので「音質はそんなに良くできないのかなぁ」と勝手に思っていましたが、A-3はそんなことはありませんでした。

音の解像感も高く、低音も音圧を感じるくらいしっかりと迫力のある音が聴こえてくるので、いろんな音楽を楽しみやすいです。

また、空間表現もしっかりしているので映画を観るときに使っても、より作品を楽しめるイヤホンになっています。

ワイヤレス充電対応

A-3は最近主流になりつつあるQi規格のワイヤレス充電に対応しています。

スマホも今はワイヤレス充電が主流なので、スマホと充電器を共用できるのはデスクをスッキリできて良いですね。

有線充電端子は安心のUSB Type-Cになっています。

1回の充電で最大5時間の再生可能、と少し他の完全ワイヤレスイヤホンと比較すると短めではありますが、コンパクトな部分とトレードオフなところですね。

ケース込で最大30時間なので、一泊二日くらいのおでかけなら充電しなくても問題ないくらいのバッテリー持ち時間です。


EARIN A-3の気になるところ

今度は、EARIN A-3のちょっと気になったところを紹介しますので、参考にしてみてください。

  • コンパクト過ぎて慣れが必要
  • タッチ操作をほとんどカスタマイズできない
  • 接続が途切れやすい

順番に解説します。

コンパクト過ぎて慣れが必要

こちらは良いところの裏返しになりますが、イヤホン本体のうどん部分が無いためケースからイヤホンを出し入れするときに「タッチ操作部分に触れずに持つ」のにちょっと慣れが必要です。

自分の場合はイヤホン本体の「EARIN」と印字されている部分の両端をつまんでケースから出し入れをするようにしています。

筆者は、最初ポロッと机にイヤホンを落としてしまったので、外に持ち出して使うのは慣れてから持ち出すことをおすすめします!

タッチ操作をほとんどカスタマイズできない

EARIN A-3はタッチ操作で音楽の再生/一時停止や音声アシスタントの呼び出しを行います。

アプリには対応しているものの、タッチ操作を2つのモード「Hybrid」「Classic」から選ぶ形になっていて、Hybridでのみタッチ操作のカスタマイズができます。

なのですが、、、カスタマイズできるのがなんと

  • 2回タッチ: 再生/一時停止 or なし
  • 長押し: 音声アシスタントの呼び出し or なし

しか選べない仕様になっています。。。(1回タッチは動作なしです)

実質カスタマイズできない」と思っていただいて問題ないです。

ちなみに、Classicモードは以下のような操作で固定になっています。

  • 再生コントロール
    • 1回タッチ: 再生/一時停止
    • 2回タッチ: 曲送り
    • 3回タッチ: 曲戻し
  • 通話コントロール
    • 1回タッチ: 応答
    • 2回タッチ: 拒否
  • 長押し: 音声アシスタントの呼び出し

自分の場合、Classicモードの設定で全く問題ないため使っていく上で問題はありませんが、タッチ操作を細かくカスタマイズしたい人にはおすすめできない仕様になっています。

ファームウェアのアップデートに期待ですね。

接続が途切れやすい

こちらは、イヤホン本体が小さいのでBluetoothのアンテナも小型にせざるを得ないのか、他の完全ワイヤレスイヤホンと比較すると途切れやすさを感じました

普段、完全ワイヤレスイヤホンを書斎部屋でWindowsのPCに接続して使っており、ドアを2つ越えたキッチンでコーヒーを淹れたりするときもつけっぱなしで音楽を聴いています。

他の完全ワイヤレスイヤホンでは、ここで音が途切れることはなかったのですが、A-3は残念ながら音飛びが発生してしまいました。(デスクで使っているだけであれば、特段音飛びは発生しません)

しかも再生中に1回飛びが始まるとPCの前に戻ってもずっと音飛びが続くため、1度音楽の再生などを停止してしばらく(体感5~10秒くらい)待ってから再度再生する必要があります。

そのためスマホで音楽を再生しながら使う人は、スマホも一緒に持ち歩くことをおすすめします。


EARIN A-3はどういう人におすすめか

最後に、EARIN A-3がどういう人におすすめか解説します。

高音質なイヤホンが欲しいけどカナル型は苦手な人

先の良いところでも触れましたが、A-3は完全ワイヤレスイヤホンの中ではかなり音質が良いと感じました。

高音質な完全ワイヤレスイヤホンはカナル型が主流のため、耳の中がかゆくなったり痛くなったりしやすい人は「良いのを買っても結局つけ心地が悪くて嫌になる」というところがあると思います。

自分も時々外耳道を傷めてしまい、一時的にカナル型完全ワイヤレスイヤホンが使えなくなってしまうので、インナーイヤー型のA-3は開放感もあってかゆくなったり痛くならないのが本当に助かります。

カナル型が苦手だけど良い音質の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい、という人はぜひ検討してみていただきたいです。

人とちょっと違うものを使いたい人

EARINさんは初めて完全ワイヤレスイヤホンを世に出したメーカーということで、常に時代の一歩先をいっているようです。

A-3も「左右の区別がない」「うどん部分なしでスタイリッシュなデザイン」など、こだわりがいっぱい詰まっているイヤホンになっています。

友人との待ち合わせにつけていくと「え、そのイヤホン見たことないんだけど?」と会話のきっかけになるかもしれません。

ちょっと人とは違うものを使ってみたいという人にぜひ検討してみて欲しい逸品です。


以上、「イヤホン本体にうどん部分がない」EARINさんのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「A-3」を使ってみた感想の解説でした。

スッキリとしたデザインでつけ心地も良く音質も申し分ないイヤホンで、インナーイヤー型で一番のお気に入りとして使っています。

「EARIN A-3」を買おうか迷っている方、気になっている方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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