音質面のコスパ良し!NUARL N6 Pro2を使った感想

音質面のコスパ良し!NUARL N6 Pro2を使った感想

今回は、音質にこだわったイヤホンを製作しているNUARLさんから7月に発売された完全ワイヤレスイヤホン「N6 Pro2」を使ってみて、良いと思ったところと気になるところ、どういう人に向いているかを解説していきます。

結論としては、価格は1万円代ながら2万円以上するイヤホンに迫る音質で、主に音楽をしっかり楽しみたいときにピッタリなイヤホンという印象です。

N6 Pro2を買おうか迷っている方、ちょっとでも音質が良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方の参考になれば幸いです。

YouTubeにも解説動画を上げていますので、よかったらこちらも合わせてご参考ください。

目次


NUARL N6 Pro2の特徴

まず、NUARL N6 Pro2の特徴を紹介します。

  • 音質を追求したイヤホン
  • ゲーミングモード搭載
  • アプリ対応(N6 Connect)
  • Bluetoothマルチポイント対応予定

順番に解説していきます。

音質を追求したイヤホン

N6 Pro2は徹底して「音質にこだわる人の完全ワイヤレスイヤホン」ということで、ざっくり表現すると以下のような音質へのこだわりが詰まっています。

  • 一旦良い音のイヤホンを作って、それをワイヤレス筐体の中に入れて完全ワイヤレス化する
  • 音の良いイヤホンを作ったタイミングではアナログで音をチューニングする
  • 筐体の中に入れて、Bluetooth用にデジタル信号向けのチューニングでさらに調整する
  • 筐体の中でデジタル基盤とイヤホンをつなぐ配線も良い素材のものを選んで音質を損なわないようにする

正直凄すぎてよくわからなくなってきますね🙄

ただ、やはりこれだけこだわり抜いたイヤホンということもあり、2~3万円クラスの完全ワイヤレスイヤホンの音質と比較しても遜色ないレベルと言えます。

自分がよく使っているイヤホンと比較して音質の好みだけでいうと「 SONY WF-1000XM4 >= NUARL N6 Pro2 ≒ NUARL N10 Plus > NUARL N6 mini > Jabra Elite 85t 」の順で好きですね。

同じメーカーの「NUARL N10 Plus」と比較すると好みの方向性でどちらかを選ぶの変わってくる印象ですが、後述するつけ心地なども考慮して総合的に考えるとN6 Pro2に軍配が上がります。

ゲーミングモード搭載

イヤホンで聴く音の遅延を抑える機能として「ゲーミングモード」が最近の完全ワイヤレスイヤホンに搭載されてきつつありますが、N6 Pro2もゲーミングモードを使えます。

アクション映画を見たりゲームをするときに、ゲーミングモードをオンにすると音質は若干下がるものの遅延をほとんど感じなくなるので、ゲームをよくする人にもおすすめできるイヤホンになります。

アプリ対応(N6 Connect)

先代のN6 ProやN6 miniにはなかったiPhoneやAndroidのアプリに対応しました!

執筆時点で以下のような設定がアプリでできるようになります。

  • ファームウェアのアップデート
  • 外音取り込みの設定
    • 音楽の一時停止
    • 音量を下げる
    • 何もしない
  • ゲーミングモード切り替え(メインボタン3回押しでも可能)
  • 最小音量と最大音量の設定
    • LOW
    • NORMAL
    • HIGH
  • イコライザーの設定
    • 標準
    • フラット
  • フロント/リヤボタンの設定(4パターンから選ぶ)

ボタン操作がパターンから選ぶのではなく、個別に選択できるとベストだったのですが、、、アップデートに期待したいところです!

Bluetoothマルチポイント対応予定

執筆時点ではまだ対応していませんが、N6 Pro2はBluetoothマルチポイントに対応予定です。

音質が良くてマルチポイント対応のイヤホンを探していたので、ぶっちゃけこれ目当てで買ったと言っても過言ではないです🙄

朝家事をしているときは、スマホで音声コンテンツを聴きながら作業をして、仕事に入ったときにPCで音楽を聴いたりYouTubeのプレイリストを再生しつつ、Zoomを使った打ち合わせも行うので、マルチポイント対応かどうかは完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上でけっこう重要な機能になってきました。

(もっとマルチポイント対応した完全ワイヤレスイヤホン出して欲しい。。。)

NUARL N6 Pro2ギャラリー

NUARL N6 Pro2の写真をいくつか撮ってみたので雰囲気が伝われば嬉しいです。


NUARL N6 Pro2の良いところ

次に、NUARL N6 Pro2の良いところを紹介します。

  • 軽いつけ心地
  • 物理ボタン操作
  • 外音取り込み時の動作を設定できる

順番に解説していきます。

軽いつけ心地

NUARLさんの完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンの中にイヤホンが入っているような造りになっているため筐体が大きめになっているものが多く、またイヤホンのノズルが長めのものが多い印象です。

N6 Pro2もイヤホン本体が少し大きめかつ片側重量が約7g+ノズルが長めなのですが、イヤーループの引っかかり方が絶妙なおかげでとても軽いつけ心地になっています。

自分の場合、N10 Plusのときは少しテコの原理がかかってしまって長時間付けていると耳の中が痛くなりがちだったのですが、N6 Pro2は4、5時間連続付けていても痛くならなかったのがとても良いですね。

物理ボタン操作

N6 Pro2は前作N6 Proからイヤホン操作が物理ボタンになっています。

「カチッ」とした押し心地がしっかりあるため、誤操作が少なくめちゃくちゃ快適です。

ボタンはフロント・メイン・リアボタンの3種類あり左右で同じ操作ができるようになっているため、お出かけ中に片手がふさがってしまう環境であっても荷物を持ち替えることなく狙った操作ができるのも便利ですね。

外音取り込み時の動作を設定できる

特徴のところでも紹介しましたが、外音取り込み時の設定を以下の3つから選ぶことができます

  • 音楽の一時停止
  • 音量を下げる
  • 何もしない

中には「音楽を停止している状態」でしか外音取り込みをオンにできないイヤホンなどもあるので、自分の好みに合わせて設定できるのは良いですね。

自分の場合は「何もしない」にしていて、外音取り込みモードにしたときに周囲の音が聞ければ良いだけのときはそのままに、会話をするときはさらにメインボタンをもう一回押して音楽の一時停止もするというように使っています。


NUARL N6 Pro2の気になるところ

今度は、NUARL N6 Pro2の気になるところを紹介します。

  • ワイヤレス充電に対応していない
  • 外音取り込み機能はそれなり
  • 接続機器の切り替えが手間(マルチポイント対応前)

順番に解説します。

ワイヤレス充電に対応していない

N6 Pro2の充電は有線ケーブルのUSB Type-Cを使った充電になります。

最近は格安の完全ワイヤレスイヤホンでもワイヤレス充電に対応してきているものが多いので、ここはちょっと残念なポイントかなと思います。

ノイキャンに対応していないこともあり、イヤホン単体の再生時間は最大約10時間と長めなのでめちゃくちゃ頻繁に充電しないといけないわけではありませんが、ケーブルを挿す手間があるのはお知らせしておきます。

外音取り込み機能はそれなり

N6 Pro2の外音取り込み機能ですが、残念ながら「めちゃくちゃ使える」という感じではなく、「まぁ取り込んでるかな」というくらいの印象でした。

外音取り込み機能を特に重要視する方には、おすすめできませんので要注意ですね。

自分がよく使っているイヤホンと外音取り込みの快適さを比較すると、「 Jabra Elite 85t >= SONY WF-1000XM4 > NUARL N10 Plus >= NUARL N6 Pro2 ≒ NUARL N6 mini 」という感じです。

接続機器の切り替えが手間(マルチポイント対応前)

マルチポイント対応前なので仕方がないところかもしれませんが、接続機器の切り替えが手間に感じます。

マルチペアリングには対応しているので複数機器とのペアリングを保存することはできますが、接続機器を切り替えるときは一度接続中の端末でイヤホンの接続を切断しないと別の端末で接続することができません

例えば、マルチポイント非対応ですがSONY WF-1000XM4の場合は、接続を切り替えたい側の端末で接続操作を行うだけで切り替わってくれるので、「一度切断する」という作業が発生する分、手間がかかってしまいます。

マルチポイント対応が待ち遠しい限りですね😭


どういう人におすすめできるか

最後にNUARL N6 Pro2がどういう人におすすめできるかを解説します。

  • 音質優先でノイキャンが要らない人
    最近は格安の完全ワイヤレスイヤホンでもノイキャンを搭載しているものが多いですが、N6 Pro2は音質を重視しているためノイキャンがそもそもついていません。
    そのため、「そういった機能よりも音質を優先したくて値段があまり高くないもの」が欲しい方には特におすすめできるイヤホンになります。
  • マルチポイント対応で音質も重視したい人
    執筆時点ではまだBluetoothマルチポイントに対応していないものの、完全に見切り発車にはなりますがマルチポイント対応を優先したい人にはおすすめできます。
    同じNUARLさんからはN10 Plusがマルチポイントに対応していて、かつ音質も良いモデルとして発売されていますが、個人的にはNUARL N10 Plusよりつけ心地が好みですね。特にイヤホンのノズルが長いのが苦手な方はN6 Pro2の方がおすすめです。

以上、音質にこだわったイヤホンを製作しているNUARLさんから7月に発売された完全ワイヤレスイヤホン「N6 Pro2」を使ってみて、良いと思ったところと気になるところ、どういう人に向いているかの解説でした。

個人的には、N6 Proの頃からデザインに憧れがあって「欲しいなー」と思っていたものの、N6 Proを知ったのが発売から1年以上経っていたため購入を見送っていたところ、満を持しての登場だったので思わず購入してしまいました。

質感・デザインも良く所有欲を満たしてくれる完全ワイヤレスイヤホンです。

N6 Pro2を買おうか迷っている方、ちょっとでも音質が良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方の参考になれば幸いです。

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