今回は、格安ながら音質も良いインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS TrueAir2+」を使ってみた感想を解説します。
結論としては、これまで2~3万円の完全ワイヤレスイヤホンを5つ以上使ってきましたが、SOUNDPEATS TrueAir2+は「格安ながらも音質・使い勝手が良くお買い得なイヤホン」という印象です。
SOUNDPEATS TrueAir2+の特徴、良いところ・気になるところを紹介し、どういう人に向いているかを解説していきます。
インナーイヤー型イヤホンを探している方の参考になれば幸いです。
YouTubeにも解説動画を上げていますので、よかったらこちらも合わせてご参考ください。
SOUNDPEATSさんの新しいモデル「Air3」との比較動画はこちらです。
目次
SOUNDPEATS TrueAir2+の特徴
まず、SOUNDPEATS TrueAir2+の特徴を紹介します。
- インナーイヤー型
- 低遅延ゲームモード搭載
- ワイヤレス充電対応
順番に解説していきます。
インナーイヤー型
インナーイヤー型のイヤホンとは耳の中まで入れ込まず耳の入口にソッと置くタイプのイヤホンで、耳の中に密着しないため蒸れたり痛くなったくしづらいのが特徴です。
また、インナーイヤー型イヤホンの大きな特徴として耳の中に密着していないので、周りの音が入ってくるため音楽や動画に没頭するのには向いていませんが、何かをしながら聴くのには最適なイヤホンになります。
逆に、周りの音が入ってくるのでイヤホンから流している音楽の音漏れもカナル型(シリコンなどのイヤーピースを耳の中に入れるタイプ)と比べると漏れやすいといえますが、エアコンをかけている室内で使っている分には普通に音楽を聴いていても1.5m先に座っている妻には聞こえないくらいの音漏れレベルになります。
低遅延ゲームモード搭載
SOUNDPEATS TrueAir2+は、格安ながら低遅延ゲームモードが搭載されており音の遅延を少なくすることができます。
通常モードのときに、YouTubeを見ていると若干の話している口元の動きと音のズレは少し感じますが、ゲームモードをオンにしているとほぼほぼ無いと言えるレベルまで遅延が抑えられます。(通常モードでもWF-1000XM4などと比較すると遅延は少なめです)
この機能を使った音ゲーなどの検証はできていないので、フレーム単位の世界になるとズレが発生してしまうかもしれませんが、十分に実用レベルと言えます。(そこまで遅延気にする方は有線イヤホンやヘッドホンを使いますよね)
ワイヤレス充電対応
SOUNDPEATS TrueAir2+は、格安ながらQi規格のワイヤレス充電に対応しています。
昨今はワイヤレス充電機能が搭載されているスマホが主流になってきているので、スマホと充電器を共用できるのも良いですね。
有線充電端子は安心のUSB Type-Cになっています。
SOUNDPEATS TrueAir2+ギャラリー
SOUNDPEATS TrueAir2+の写真をいくつか撮ってみたので雰囲気が伝われば幸いです。
SOUNDPEATS TrueAir2+の良いところ
次に、SOUNDPEATS TrueAir2+の良いところを紹介します。
- インナーイヤー型なので会話がしやすい
- 片耳約3.3gと超軽量
- 5000円前後と格安
順番に解説していきます。
インナーイヤー型なので会話がしやすい
インナーイヤー型の特徴でもありますが、周りの音が聞こえるため会話がとてもしやすいです。
ノイキャン・外音取り込み機能付きの完全ワイヤレスイヤホンの外音取り込みが常時オンになっているようなイメージでしょうか。
大きな音量で音楽を流していると流石に声をかけられたときに気づかないかもしれませんが、自分が普通に音楽を聴いたりYouTubeを流しているときの音量であれば問題ありませんでした。
片耳約3.3gと超軽量
SOUNDPEATS TrueAir2+はイヤホン単体(片側)の重量が約3.3gと完全ワイヤレスイヤホンの中ではかなり軽い部類に入ります。
機能性や音質の方向性も全然違いますが、SONY WF-1000XM4は片耳7.3g、Jabra Elite 85tは片耳7gとそれぞれ倍近くの重量があるので、比較するとかなり軽いことがわかっていただけると思います。
5000円前後と格安
SOUNDPEATS TrueAir2+は価格が5000円前後とかなり買いやすい価格設定になっています。
価格は安くても音楽を聴いた時に「音悪いなー」とは全くならず、2万円台のイヤホンを普段使っていても気にならないくらい音質も良いイヤホンです。
特徴のところでも紹介しましたが機能もいろいろ付いていて、音質も普通に良いので5000円という価格設定はかなりコストパフォーマンスが良いと言えますね。(特に音質へのこだわりがなければ2万円以上のイヤホンを選ぶ理由はない感じです)
SOUNDPEATS TrueAir2+の気になるところ
今度は、SOUNDPEATS TrueAir2+の気になるところを紹介します。
が、正直使ってみて気になるところはほとんどなく、いちゃもんをつけるように粗探しをすると以下が気になるかなというところです。
- イヤホン本体が少し長い
- タッチ操作設定にちょっと違和感
順番に解説します。
イヤホン本体が少し長い
ちょっと無理矢理感ありますが、イヤホンのスティック部分が少し長めな印象を受けました。
バッテリーを入れたりBluetoothのアンテナ、通話用マイクを入れたりといろいろな都合で少し長めになっているのかなと推測するのですが、耳に付けている姿を鏡で見た時に「長っ」となったので、念のため紹介です。
とはいえ、「デザイン的にそういうのはあまり好きじゃない」という方は気をつけた方がよいかなー、というくらいですね。
タッチ操作設定にちょっと違和感
SOUNDPEATS TrueAir2+は物理ボタンではなくタッチ操作になっていて、音楽再生関連では以下のような操作になります。
- 左1回: 音量を1段階下げる
- 右1回: 音量を1段階上げる
- 左2回・右2回: 再生/一時停止
- 左1.5秒長押し: 曲戻し
- 右1.5秒長押し: 曲送り
今まで使ってきた完全ワイヤレスイヤホンはほぼ全部が1回タップで音楽の再生/一時停止に割り当てられていたのですが、こちらは2回タップの仕様になっていて、アプリを使ったカスタマイズができないので悩ましいポイントになっています。。。😅
どういう人におすすめできるか
最後にSOUNDPEATS TrueAir2+がどういう人におすすめできるかを解説します。
- 外耳を怪我してしまった人
自分がまさにSOUNDPEATS TrueAir2+を買うきっかけになったのですが、耳かきで外耳を少し傷つけてしまいカナル型イヤホンが使えなくなってしまったので、インナーイヤー型のイヤホンを探し購入しました。
インナーイヤー型であれば、外耳にまでは入らないので比較的安全に使うことができます。(推奨はされないと思いますが。。。) - 耳の中が蒸れやすい人
自分の場合もまさにそうなのですが、長時間カナル型のイヤホンを使っていると外耳とシリコンが接している部分が群れてかゆくなってくることがあります。
SOUNDPEATS TrueAir2+はAirPodsなどと同様、耳の奥まで入らないので耳の中が蒸れにくく快適に付けていられます。 - ながら聴きで使いたい人
インナーイヤー型は、周りの音が聞こえるためとっさに話しかけられたときも反応しやすいのが良いですね。
音楽を聴きたいけど、インターホンなど周りの音にも気を配らないといけないときに最適です。
以上、格安ながら音質も良いインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS TrueAir2+」を使ってみた感想の解説でした。
SOUNDPEATS TrueAir2+は「格安ながらも音質・使い勝手が良くお買い得なイヤホン」なので、インナーイヤー型イヤホンを探している方はぜひ参考にしていただければ幸いです。