今回は、2月頃に購入して9ヶ月ほど映画を観たりマンガを読んだりするのに使っているAmazonさんのタブレット端末「Fire HD 10」をKindle Paperwhiteとの比較という観点で、以下について解説できればと思います。
- 良いところ
- 気になるところ
- どういう人におすすめできるか
読書だけを対象としているKindleと比較するのは微妙かもしれませんが、本を読む部分は共通して備えているので本を読む方は違いがわかることでどちらを購入するかの検討材料にしてもらえたらと思います。
※ Kindle Paperwhiteのレビュー記事は「【レビュー】Kindle Paperwhite (第10世代2018年モデル)」に書いていますので、よかったら合わせてご参考ください。
これからFire HD 10の購入に踏み切れず、「どういう良さがあるかわからない」「どんなデメリットがあるか知りたい」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
良いところ
まず、Fire HD 10の良いところについて紹介します。
- 大画面で映画も見やすい
- 本がめちゃくちゃ読みやすい
- 純正ケースで独立して立つのが良い
順番に解説していきます。
大画面で映画も見やすい
やはり10インチというサイズは持ち運べる大きさとしては、なんとか持ち歩こうと思えるレベルのギリギリのサイズ感で目一杯画面が大きいサイズ感ですね。
おかげでFire HD 10で映画を観ても「画面小さくて見辛いなー」と思うことは無いです。
もちろんテレビと比べたら圧倒的に画面が小さいので、自宅に居るときにFire HD 10をメインに映画を観ることは少ないかもしれませんが、出張中の宿泊先や新幹線の中であれば十分活用できる画面サイズだと思います。
自宅にテレビが無い人であれば、テレビよりもFire HD 10を買う方ができることは多い印象です。
本がめちゃくちゃ読みやすい
こちらはKindleと比較しての良さになります。
書籍とマンガ、両方とも操作性がKindleより良く読みやすいです。
Kindleは本専用の端末で電子インクが使われいるため、ページ送りのときにレスポンスが1テンポ遅れたり、独特の表示切り替えがされますが、Fire HD 10は液晶なのでレスポンスも良く違和感なくページ送りがされます。
Fire HD 10の場合は、タブレット端末でもあるのでページジャンプもスクロールバーでできるなど、直感的に操作できます。
加えて、画面サイズが10インチなのでマンガがめちゃくちゃ読みやすいです。
一般的な単行本よりは画面サイズの方が大きいので絵も吹き出しもくっきりはっきり見やすく、カラー版のマンガもフルカラーで読めるので、マンガをメインにするならKindleよりFireシリーズを断然おすすめします。
余談ですが、ジョジョの奇妙な冒険シリーズをカラー版でまとめ買いしていて、独特の色使いを楽しめるのでFireシリーズで読むとおもしろさ倍増です。
純正ケースで独立して立つのが良い
Fireシリーズの純正ケースはかなり優秀です。
フラップタイプになっているので、閉じているときは画面がしっかり守られ、開いているときは端末を自立させられます。
縦置き横置き両方に対応しており、マンガを読むときは縦置き、映画を観るときは横置きなど使い分けがケースだけで完結するので正直必須では?と思っています。
Kindle Paperwhiteのケースは残念ながらフラップになっているだけなので、ここが非常に惜しいと感じるところです。(Kindle単体だと軽いのですが、ケース付けると意外と重いので本を集中して読むときは立て掛けておきたい派なので)
気になるところ
次にFire HD 10の気になるところを紹介します。
- 重い
- 防水がない
- Google Playストアが公式には対応していない
順番に解説します。
重い
正直めっちゃ重いです。
仕様上では本体のみで504g、ケースが約280g、合計で約780gになるので、ぶっちゃけ持ってマンガをふむふむと読む気にはならないです。(筋トレになります🙄)
ケースなしであれば持って読む気にならなくは無いですが、立て掛けて読むのをおすすめします。
ソファーに座ってくつろいでマンガや本を読みたい、という人はFire HD 8以下のサイズで手に持って使うのが良いかと思います。
防水がない
Fireシリーズは今のところ防水機能が付いていませんので、お風呂で本や映画を楽しみたい方は別のタブレットにした方が良さそうです。
防水に関しては、価格が異常に安いため目を瞑らないといけない、というところでしょうか。
Kindle Paperwhiteは防水なので、お風呂でもガンガン読書したいという方はKindle Paperwhiteが良いですね。
Google Playストアが公式には対応していない
Amazon Fire HD 10ということで、(中はAndroidで動いているものの)公式にはGoogle Playストアに対応していません。
そのため、普段使っているAndroidで購入したアプリをタブレットでも使いたいという方はあまりおすすめできません。
非公式にGoogle Playストアをインストールする方法もあるようですがライセンス的には良くないと思うので、Fire HD 10上でやることとスマホでやることを区別して使うのが良さそうです。
自分の場合は、Fire HD 10は完全に娯楽専用の端末にしていて、映画、アニメ、マンガを楽しむときはFire HD 10を使っています。(仕事用のPCにごちゃごちゃといろんなアプリを入れなくて済むので助かっています)
どういう人におすすめできるか
とてもコストパフォーマンスの良いFire HD 10ですが、個人的には「出張や外出が多い人」におすすめできると思います。(家族と一緒に帰省する機会が多い人も良さそうです)
特に新幹線や飛行機などで移動する人、宿泊がある出張が多い人にぴったりだと思います。
Amazonプライムの映画や音楽、マンガや書籍と事前に端末内に保存しておけば、どこでも大画面で楽しむことができるのでおすすめです。
自分の場合は、妻の実家に帰省するタイミングに持って帰るようにしていて、帰省のときにフェリーに乗るのですがフェリーの中でも娯楽が楽しめる端末として大活躍してくれています。
以上、Amazonさんのタブレット端末「Fire HD 10」をKindleと比較した良さ・気になるところの解説でした。
タブレット端末は種類も豊富ですが、高機能なものは5万円したりするのでなかなか高価になります。
Fire HD 10は高機能な中ではかなり安い部類(特にセール中は1万円前後)で、コストパフォーマンスの良い端末なので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
「どういう良さがあるかわからない」「どんなデメリットがあるか知りたい」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。