メカニカルキーボードの軸にCHERRY MX銀軸をおすすめする理由

メカニカルキーボードの軸にCHERRY MX銀軸をおすすめする理由

今回は、これまで5種類以上のメカニカルキーボードを使ってみて、最近購入して使っているCHERRY MX SPEED SILVER(銀軸)が押し心地、反応速度、タイピング音など総合的に好印象なので解説できればと思います。

メカニカルキーボードはとても種類が豊富で、軸についても個々人の趣味嗜好によって好みが分かれるのですが、今回は銀軸の特徴を他の軸と比較した場合のメリット/デメリットを見ながら推す理由について解説します。

まだ自分好みのメカニカルスイッチが見つかっていないという方や今使っている軸とは別のものも買ってみたいと考えている方の参考になれば幸いです。

目次

CHERRY MX SPEED SILVER(銀軸)の特徴

今回の比較対象としては、多くのキーボードで採用されているCHERRY MX製の以下の軸と比べて良さを解説していきます。

  • 赤軸
  • 静音赤軸
  • 黒軸
  • 茶軸
  • 青軸

銀軸は他の軸と比べて以下のような良さを持っています。

  • 音が静か
  • キーが軽い
  • キーストロークが浅い
  • 浅く入力しても反応する

それぞれ解説していきます。

特徴1: 音が静か

メカニカルスイッチはどうしても構造上、他の機構を持つキーボード(メンブレン、パンタグラフ、静電容量無接点方式など)と比べると、スイッチが作動してキー入力を検知するのでどうしても音が鳴りやすいものが多いです。

静音赤軸以外はどの軸もそれなりにタイピング音がする部類なのですが、銀軸は後述するキーストロークが浅いためリニアの中でも静かな部類に入ります。

それぞれの軸とタイプですが以下のようになっています。

スイッチタイプ
赤軸 リニア
静音赤軸 リニア
黒軸 リニア
茶軸 タクタイル
青軸 クリック
銀軸 リニア
  • リニア
    キーの底まで押していくときの抵抗に変化が無いもので、スッとした打ち心地のまま底までキーが押し込める感じです。(文字で表現するの難しいですね。。。)
  • タクタイル
    一定の深さまでキーを押し下げるときの抵抗が徐々に大きくなり、一定の深さにくるとスッと軽くなる特性があるものです。(語彙力。。。)
  • クリック
    タクタイルをよりハッキリさせた感触で、スッと軽くなる瞬間にマウスをクリックしたような「カチッ」という音が鳴ります。打ち心地はかなり気持ち良いですが、かなりハッキリと音が鳴りまくるので人前で使うにはハードルが高いです。

詳しい解説は「CHERRY MX公式サイト(外部リンク)」をご参考くださいませ。

特徴2: キーが軽い

次にキーの軽さですね。

メカニカルキースイッチの押し心地に直結する押すのに必要な力「押下圧」はスイッチによって様々で、この押下圧が軽ければ軽いほど指への負担が少なくなります。

各スイッチの押下圧は以下のようになっていて、銀軸が軽い部類に入るのがわかるかと思います。

押下圧
赤軸 45g
静音赤軸 45g
黒軸 60g
茶軸 55g
青軸 60g
銀軸 45g

やはり長時間タイピングする仕事をしていると、押下圧はできるだけ軽いものを選んだ方が指・腕の疲れも軽減するかと思います。

特徴3: キーストロークが浅い

一般的なメカニカルスイッチはキーを押し込める深さ「ストローク」がスイッチによって決まっており、ストロークが深いものは急いでタイピングしようとすると意外と指がもつれるように引っかかることがあります。

ストローク
赤軸 4mm
静音赤軸 3.7mm
黒軸 4mm
茶軸 4mm
青軸 4mm
銀軸 3.4mm

銀軸のキーストロークは3.4mmとかなり浅いため、急いでタイピングするときもほとんど引っかかることはありません。

薄型キーボード向けのロープロファイルタイプの軸でも3.2mmなどに設定されているので、キーストロークはかなり浅いことになります。

元々銀軸がFPS(銃を構えている視点で動き回るようなゲーム)などの高速でキーを押すことが求められている環境で使用することを想定して作られているので、他よりもキーストロークが短く設定されているようですね。

特徴4: 浅く入力しても反応する

どのキーボードもそうですが、スイッチを押し込んでいったときにキーが入力されたと反応する高さ「アクチュエーションポイント」があります。

このアクチュエーションポイントが浅いと高速で入力するときにあまり指を深く押さなくてもよくなるので、キーを押すときにほんの少し押して次のキーを押す、というのがやりやすくなります。

アクチュエーションポイント
赤軸 2mm
静音赤軸 1.9mm
黒軸 2mm
茶軸 2mm
青軸 2.2mm
銀軸 1.2mm

一般的な2mmと比較すると0.8mmほど浅い(たったの0.8mm?と思うかもしれませんがかなり変わります)ので、実際にタイピングでかなりの効果が出ました

これまでe-typingさんで日本語タイピング速度を測ったときに、LazerBeamというレベルが最高記録だったのですが、使い始めてすぐにEddieVHというのが出せました。それくらい効果的です。

高速にタイピングしたい方におすすめですね。


CHERRY MX SPEED SILVER(銀軸)のメリット

既に特徴のところで銀軸の良さは解説していますが、他の軸と比べた銀軸のメリットを2つ挙げました。

  • 疲れにくい
  • 音が静か

順番に解説します。

疲れにくい

このキーボードの特徴を総合すると疲れにくいという最大のメリットが得られることかと思います。

  • キーが軽い
  • キーストロークが浅い
  • 浅く入力しても反応する

軽く浅く押しても反応してくれるので、長時間タイピングをしていても他のキースイッチに比べて疲労感が少なく感じますね。

自分はこの銀軸に静音化リングを付けて使っているため、キーストロークがさらに浅くなっています。

薄型キーボードとメカニカルキーボードの中間くらいのキーストロークになっているためさらに疲れにくくなっています。

音が静か

リニアタイプのスイッチは青軸のようなクリック音や茶軸のように底を打つ時の音がしないため、気をつけてキーを打つことで発生する音は最小限に抑えられます。

ZoomやSlackなどでリモートMTGをしているときにタイピングをしても強くキーを打たなければほとんど聞こえないとのことでした。

上記と同じく、静音化リングを付けているため音の静粛性はさらに高まっています。

REALFORCEやHHKBの静音モデルと良い勝負ができるくらいには静音化できていると思いますので、またタイピング音を録画してアップしておきますね。(※ 後日追記します)


CHERRY MX SPEED SILVER(銀軸)のデメリット

次に他の軸と比べた銀軸のデメリットです。

  • 癖が無い
  • 採用しているキーボードが少ない

順番に解説します。

癖が無い

青軸のようにクリック音が気持ちよかったり、茶軸のような何とも言えない爽快な押し心地が無いため、人によっては「すぐ飽きる」などがあるかもしれません。

銀軸の良さが裏目に出るケースですね。

赤軸・静音赤軸・黒軸同様リニアのキースイッチは良い意味で素直な感触のキースイッチなので、静電容量無接点方式や青・茶軸のように明らかに他のキーボードと違う、と感じることはないかもしれません。

個人的には癖が無いことは疲れにくいと思っているので、メリットにもなり得るのですが。

採用しているキーボードが少ない

記載している通りになってしまうのですが、銀軸を選んで購入できるキーボードの種類がけっこう少ないのが一番のデメリットですね。(※執筆時点)

そのため、いくつかメーカーが限られてしまい、ざっとAmazonで取り扱いがあったのは以下の2メーカーでした。

  • Corsair
  • ARCHISS

日本でメカニカルキーボードのメジャーどころでいうとFILCOさんかと思いますが、Majestouchシリーズに銀軸は今のところ採用されていないようでした。

海外のキーボードECサイトではDucky One 2シリーズもあって「欲しいなー」と思っていたのですが、予約注文しかできなかったので今すぐ欲しい方にはおすすめできません。

自分はARCHISS ProgresTouch TKLの銀軸を現在は使用しています。こちらについては別で解説記事を書きますので、お待ちくださいませ。

※ ARCHISS ProgresTouchの解説記事「【ProgresTouch】CHERRY MX銀軸を選べるおすすめのメカニカルキーボード 」を書きましたのでよかったらご参考ください。


最後に

特にプログラミングやブログの執筆などで一日中キーボードに触れている方は、他のキースイッチに比べて疲れにくいというところが作業効率の観点からもおすすめできるキースイッチかなと思います。

打ち合わせ中のメモを取るときにキーボードを打っても迷惑になりづらいので、総合的に見るとかなり使い勝手が良いキースイッチですね。

個人的には今のところ「銀 > 茶 > 静音赤 > 青 > 赤 > 黒」の順に好きです。

青軸に関しては仕事で使えるのはリモート打ち合わせが無い日に限りますけど😏


以上、CHERRY MX SPEED SILVER(銀軸)の特徴とメリット/デメリットの解説でした。

これからメカニカルキーボードを買おうとしている方の参考になれば幸いです。

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