日本の行政もこうあるべきでは?を垣間見れる

日本の行政もこうあるべきでは?を垣間見れる

最近レビュー記事ばかりで恐縮ですが、今回は「ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来 」の感想です。


感想

 日本の方で馴染みのある方は少ないであろうエストニアの先進性を痛感できる書籍です。

 ブロックチェーンなどの技術的な用語が出てきますが、本質はその技術について目を向けることではなくエストニアの国としての姿勢ですね、ただただ感動するばかり。

 赤ん坊が生まれたら10分後には全ての行政手続が自動で終わっていてかつ育児支援にも申し込み済みなうえ、「おめでとう」が政府から届くというのは本当にビックリしました。

 著書内にも例として記載がありますが、日本では出生届に2時間並ばされた挙句その日に手続きが終わらないこともあるなど、行政サービスが明らかにユーザーである国民にとって使いやすいとは言えないものばかりだと痛感しています。

 X-Roadという仕組みを取り入れて、行政サービスはもちろん民間でも個人情報を扱うさまざまなシステム連携ができるようにしているのが、素晴らしいですね。

 まずは、e-Residencyを取得してヨーロッパでビジネスをできるようにしていきたいと感じた1冊です。

 この本を読もうとしている方の参考になれば幸いです。