今回は、超コンパクトで音質もとても良い「NUARL N6 mini」を使ってみて、良いと思うところと気になるところについて解説します。
ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンは、本体重量が重くなり耳が痛くなってしまうことがありますが、N6 miniは外音取り込み機能が付いているのにとても軽くてつけ心地もよく長時間付けていても苦になりません。
ケースも非常にコンパクトで、「とにかく荷物を減らしたい」という方や「ノイキャンは要らないけど外音取り込みが欲しい」という人にピッタリなイヤホンです。
N6 miniを買おうか迷っている方、コンパクトな完全ワイヤレスイヤホンが欲しいけど音質も妥協したくない方の参考になれば幸いです。
目次
N6 miniの特徴
まずN6 miniの特徴について解説します。
- 軽くてコンパクト
- 防水性能が高い
- イヤーピースが2種類付属
- カラーバリエーションが3つ
順番に解説していきます。
軽くてコンパクト
冒頭でもお伝えしましたが、N6 miniはめちゃくちゃコンパクトで軽いです。
イヤホン本体は4.5g、ケースは36gと他の完全ワイヤレスイヤホンと比べるとかなり軽量・コンパクトな部類に入ります。
ノイキャン付きの中では軽くてコンパクトなJabra Elite 85tでもイヤホン本体が7g、ケースは45.1gなので、比較しても相当軽くてコンパクトなのがおわかりいただけるかと思います。
ケースのサイズ感を比較すると↓のような感じですね。
防水性能が高い
N6 miniは防水性能も高くイヤホン本体の防水規格としてはIPX7となっていて「水に浸しても影響がないように保護。」という保護レベルになっています。
そのため雨に濡れるくらいはもちろん、皮脂や汚れが付いた時に水洗いしても大丈夫なくらいの防水性能です。
イヤホンはずっと耳に入れているものなので気づかないうちに汚れてしまうものですが、気にせず手入れできるのは長く使う上で大きなメリットだなと感じています。
イヤーピースが2種類付属
イヤーピースは通常の薄いシリコンタイプとBlock Ear+という遮音性が高く抗菌仕様になっているシリコンのものの2種類が付いてきてます。
- 通常の薄いシリコンタイプ: S, M, L
- Block Ear+: S, MS, M, L
このBlock Ear+はつけ心地も良く、遮音性が高いためより音楽を楽しみやすいが特徴で、このイヤーピースだけ購入するにも1,700円ほどします。
これが付属品なので、かなりお買い得感がありますね。
カラーバリエーションが3つ
N6 miniはカラーバリエーションが
- ブラック
- シャンパンゴールド
- カッパー
の3種類あるため、好みに合わせて色を選べるのも嬉しいですね。
完全ワイヤレスイヤホンはカラーバリエーションが1つしかないものもあるので、自分のファッションに合わせて好きなものを選択できるのも大きいです。
ちなみに今回はカッパーを購入しましたが、上品な色使いになっていて性別やファッションを選ばず使いやすいモデルかなという印象ですね。
N6 miniギャラリー
少し光量が足りていない写真があって申し訳ないのですが、N6 miniの感じがわかるよう写真を撮ってみました。
N6 miniの良いところ
次に、N6 miniを使ってみて個人的に良いと思ったところを紹介します。
- 質感の高さ
- 音質の良さ
- 遮音性の高さ
- 外音取り込み機能がある
順番に解説していきます。
質感の高さ
N6 miniは1万円前後なのにケースがアルミ?のような金属でできていて、高級感がかなりあります。
ケースの蓋を開閉したとき、特に蓋を締めるときの「カタ」という感触がなんとも言えないですね。
色味もおしゃれなカラーリングですし、2万円以上の完全ワイヤレスイヤホンでもこの高級感を味わえるのは多くないと思います。
(実際今まで使ってきた中でも高級感は上位です)
音質の良さ
N6 miniはBluetoothの接続方式としてaptXに対応しているので、Windows10やMacOS、Androidで高音質な音楽を楽しむことができます。
接続方式だけが要因ではありませんが、これまでSONY WF-1000XM3、WF-H800、Jabra Elite 85t、RHA TrueControl ANCなど1万後半~3万円以上の完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いてきても、1万円前後でこの音質は異常じゃないかと思うくらい音が良いです。
完全ワイヤレスイヤホンの世界は「高額だから音が良くなる」という単純な話ではないというのがN6 miniでよくわかりました😎
遮音性の高さ
N6 miniはノイズキャンセリング機能は付いていないものの、イヤホン自体の遮音性がかなり高いです。
付属のBlock Ear+のフィッティング感の良さも相まって、音楽を流していれば(音量にもよりますが)周りの騒音もあまり気にならないくらいの感じですね。
感覚的にはSHUREのSEシリーズの感じに近いと思います。
外音取り込み機能がある
N6 miniは1万円前後の価格ながら外音取り込み機能が付いています。
外音取り込み自体の性能がめちゃくちゃ高いわけではありませんが、イヤホンを付けたまま会話は普通にできますので、この価格帯で付いている機能のレベルとしては必要十分ですね。
外音取り込み機能をオンにすると多少「サー」というノイズが聞こえるため、外音取り込みモードをずっとオンにしておくというよりは、音楽を聴いているときに必要に応じて外音取り込みを利用するイメージかなと思います。
N6 miniの気になるところ
N6 miniはコスパが良すぎるのでほぼ気になるところはありませんが、イチャモンレベルで気になるところを探すと以下のような感じになります。
- スマホアプリが無い
- 耳の奥の方に入れるタイプ
- 外音取り込みに一時停止が必要
順番に解説します。
スマホアプリが無い
最近の完全ワイヤレスイヤホンはスマホアプリでボタンやタップ操作のカスタマイズやイコライザを使った音質の変更ができるものが多いです。
執筆時点では今のところN6 mini向けのアプリが無いため、タップ操作や音質の変更などは非対応という状態です。
ファームウェアアップデートについても、公式のメールアドレスに空メールを送信して新しいファームウェアが用意されたら連絡が来るような流れになるようです。
耳の奥の方に入れるタイプ
N6 miniはコンパクトながらもノズルが少し長めな印象です。
耳の外側の出っ張りが小さいので、耳の奥で固定する形を取っているのかもしれません。
今のところ長時間付けていて耳が痛くなるということはなかったのですが、人によっては耳の中の不快感やかゆみの原因になりかねないので、要注意ですね。
外音取り込みに一時停止が必要
N6 miniの外音取り込みは、音楽の再生を一時停止する必要があります。
外音取り込み機能については、各完全ワイヤレスイヤホンで仕様が違うことが多いので、N6 miniは一時停止するタイプですね。
実際に外音取り込み機能付き完全ワイヤレスイヤホンをいくつか使ってきましたが、よほど小音量で音楽を聴いていない限りは会話をするためには音楽を一時停止しないときついので、気にはなりません。
歩道を歩いているときに外音取り込み機能で周りの音を聞きながら、音楽を聴きたいという用途には向かないのでそこだけ注意が必要ですね。
以上、超コンパクトで音質もとても良い「NUARL N6 mini」を使ってみて、良いと思うところと気になるところについての解説でした。
正直、コスパが良すぎて引くレベルの完全ワイヤレスイヤホンで、最近買った完全ワイヤレスイヤホンの中でも群を抜いて人におすすめできます。
初めて完全ワイヤレスイヤホンを使うという人には特におすすめできるかもしれません。
2万円以上出しても、N6 miniを使ったときのインパクトを超えるのは多くないと感じています。
N6 miniを買おうか迷っている方、コンパクトな完全ワイヤレスイヤホンが欲しいけど音質も妥協したくない方の参考になれば幸いです。